2023年11月15日水曜日
抵当権実行停止仮処分の審尋@那覇地裁
2023年5月12日金曜日
職場における暴行・パワハラ事件(福岡高裁判決)
刑事事件を含めれば、平成28年から係争していた事件について高裁判決がなされた。
飲食店において上司YらがアルバイトXに対し暴行やパワハラを行い、PTSDを発症したとして、約2500万円の損害賠償が求められた事案である。
刑事事件において被告人の弁護を行った流れで、民事事件においても損害賠償を求められたY側から依頼を受けた。
刑事事件では、職場懇親会とその前々日に行ったとされる主に4つの暴行(傷害ではない。)の有無を争った。1審では全面的に有罪となり罰金40万円。控訴したところ、2つの暴行について無罪となり、罰金は20万円に減額された(刑事福岡高裁判決)。
その後、起こされた民事事件では、上記4つ以外にも多数の暴行・暴言が問題にされた。そして、XはこれによりPTSDを発症したという。某大学病院医師による診断を裏付けとしている。被告側は、Yだけでなく、上記飲食店、同僚、部下など関係者6人が訴えられた。
民事一審の福岡地裁も二審の福岡高裁も、暴行については、刑事福岡高裁判決どおり、それがあったことを認めた。しかし、Xが新たに展開した他の暴行や暴言については、これを認めなかった。
問題はPTSDのほうである。PTSDとは、心的外傷後ストレス障害(Posttraumatic Stress Disorder)のこと。生死に関わるような体験をし、強い衝撃を受けた後で、その体験の記憶が当時の恐怖や無力感とともに、自分の意志とは無関係に思い出され、まだ被害が続いているような現実感を生じる病気である。
某大学病院医師は、Yが訴える多数の暴行・暴言を前提として、PTSDの発症を診断している。その前提が崩れた場合、どうなるのか。
民事一審の福岡地裁も福岡高裁もPTSDは認定しなかった。しかし、一審は、非器質性精神障害の発症の限度で被害を認め、302万円の支払を命じた。
双方ともこれが不服であるとして控訴した。控訴審では和解が模索されたが成就せず、結局判決となった。高裁判決は、上記非器質性精神障害の発症も認めず、暴行による損害として約77万円の損害賠償を命じた。
刑事事件高裁で一部有罪になっているので、ゼロというわけにはいかないであろう。一部敗訴とはいえ、約2500万円の請求が約77万円になったのだから大勝利と言ってよいと思う。
治療を前提とした精神科の医学において、患者の訴えは基本的に受容される。これを否定していては治療をすることができない。しかし、いったん診断名がついてしまうと、それを否定するために司法の場では難しい医学論争が必要になる。それにしても民事だけでも5年。長すぎる。
この間、コロナ禍の3年間があり、いずれも飲食店を経営したり、そこで働いている被告側の関係者も少なからぬ打撃を受けてきた。高裁判決で大勝利となったものの、いまひとつ意気が揚がらぬ幕切れである。
2022年12月23日金曜日
安曇野@ブラタモリ
http://blog.chikushi-lo.jp/2022/10/blog-post_17.html
http://blog.chikushi-lo.jp/2022/10/blog-post_18.html
http://blog.chikushi-lo.jp/2022/10/blog-post_19.html
http://blog.chikushi-lo.jp/2022/10/blog-post_20.html
20日「下山後の楽しみ」では、登山の翌日、安曇野観光をしたとだけ書いた。具体的には、大王わさび農場と穂高神社を訪ねた。
そうしたら先日、ブラタモリで安曇野をやっていた。タモリが訪ねたのも同じところだった。まず、大王わさび農場。
われわれは無邪気にワサビ味のソフトクリームおいしい!などとやってきただけ。タモリはちがう。なぜ、ここにワサビ田があるのかというところからはじまる。たしかに。
ワサビは伊豆などの山間の沢でしか育たないと思っていた(石川さゆりの「天城越え」の歌詞参照)。安曇野は野というぐらいだから平野(盆地)である。
しかし農場は、わさび田湧水群の一角にある。安曇野は松本盆地の北部にあり、北アルプスの山々に降った雨が梓川や穂高川となって扇状地をつくっている。そこへやはり北アルプスに降って伏流した水が湧水となって出てきている。水清く、ワサビ田に最適となっている。
大王の名は八面大王から。大王はこの地にいたという伝説上の鬼。坂上田村麻呂に退治されたという。農場内に洞窟があり、なかにお墓がある。また神社もある。
次に穂高神社。わさび農場の西、車で10分くらいのところにある。ここにあるのは本宮(里宮)で、上高地に奥宮、奥穂高岳の山頂に嶺宮がある。日本アルプスの総鎮守である。
毎年9月27日に行われる例大祭が有名。われわれが訪れたのは、その前日9月26日。露店が並ぶなど祭礼の準備がなされていた。ブラタモリの撮影も祭礼のとき。おそらく同じころだったのだろう。ニアミス。おしい。
例大祭は御船祭である。あれ?と思わないだろうか。山のなかなのに、なぜ、御船なのか。
その答えは安曇氏は海神であるワタツミの末裔だから。記紀に出てくるという。しかも安住族の出身地は福岡の志賀島あたりとされる。
ヤマトタケルが熊襲征伐に出向く途中、筑紫で土蜘蛛が激しく抵抗したため、志我神(志賀島にある志賀海神社)を祀ったという。かくて穂高神社は福岡とも深いつながりがあるのである。
われわれが穂高岳をめざすのは、かかる古からの縁にひかれてであろうか(笑)。
2022年1月27日木曜日
行く春を近江の人と惜しみける
『関ヶ原』では、西東にわかれた原因として、岡田くんと役所広司の喧嘩だけでなく、 近江人と尾張人との気質のちがいを挙げていた。
岡田くん演じる石田三成は近江長浜の出身である。あの有名な逸話、秀吉が鷹狩り中ある寺で休憩したとき、寺小姓がでてきて、まずはぬるい茶をたっぷり、つぎにすこし熱い茶を中量、最後に熱い茶を少量だしたという。あれは秀吉が三成を見いだした逸話という。
対する加藤清正らは尾張時代からの秀吉の子飼い。ということは秀吉の正妻である北政所ねねの子飼いでもある。
近江は中心に琵琶湖があり、天空と景色が大きく開けている。開放的な環境は人の成り立ちにも影響を及ぼすであろう。
舟運が発達し、東海道だけでなく、中山道、北陸道らの結集点であり、物流・人流の拠点であった。算法に明るく、三方よしの近江商人を排出した。そのような近江人かたぎを尾張人は計算高いとして苦々しく思っていたのである。
むかし教科書では文治派と武断派の争いなどと説明されていたところである。北政所ねね殿と淀殿茶々(側室、信長の姪、秀頼の母)の女の争いもからんでいたことだろう。
県民性のちがいといえば一番に思い出すのは、ハンセン病訴訟をどこに提起するのかという議論である。
九州は人権侵害の宝庫である。ハンセン病関係でも国立療養所が、熊本、鹿児島鹿屋、奄美大島、沖縄本島、宮古島に。全国13のうち、5つもあった。九州の人口は全人口の1割程度であるから、療養所の割合が異常に多い。患者狩りをはじめ、差別偏見などの人権侵害の激しさも推し量れるというものだ。
九弁連(九州全体の弁護士会の連合体)全体で人権侵害を告発する訴訟を提起することになっていた。その際まずは、熊本に提訴するのか、福岡に提訴するのか激論をかわした。熊本には療養所がある。福岡には九弁連を動かした原告が在住し、情報の発信地としても優れていた。
なかなか結論を得ることができなかった。最後は原告に訊いてみようということになった。その回答は福岡だった。それじゃ、福岡に・・・とはならなかった。
熊本の弁護士たちが弁護団を割って自分たちは熊本に提訴すると言い出したからだ。いままでの議論は何だったのか?
肥後もっこすという。頑固で譲らない。日本三大頑固の1つだそうである。以来、熊本県人との会話は苦手である。石田三成にも、加藤清正らにたいし同じような苦手意識があったのかもしれない。
芭蕉にもそういうところがあった。蕉風が進化し、晩年は「かるみ」の境地に達した。名古屋の門人たちはついてこれず、近江の門人たちはついてこれたという。自然、晩年は近江人と過ごすことが多くなった。
行く春を近江の人と惜しみける
きのうの相談者は近江出身者だった。やはりどこかさっぱりしていた。気のせいかもしれないが。
2022年1月6日木曜日
2022年あけましておめでとうございます
2022年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
2019年3月12日火曜日
雪の伯耆大山に登りました。
伯耆大山に登りました。
九州・福岡からもっとも近くで本格的な雪山を楽しめるところです。
金曜日の最終電車に飛び乗り,土曜日に日帰りで登頂してきました。
岡山までは新幹線,岡山から米子までは特急やくもです。
米子駅前のビジネスホテルに泊まり,朝7時20分のバスで登山口の大山寺に向かいます。途中から正面に山影が見えてきますが,この日は晴れていたものの,やや霞んでいました。
大山寺の旅館外をぬけ,夏山登山道に入ります。
ブナの美林のなか高度をあげていきます。6合目から先は樹木もなく雪原になっています。
雪質はやや硬かったものの,アイゼンがしっかりきいて登頂できました。西日本の登山者が集結しているのか,おおぜいの人が山頂で歓びをかみしめていました。
東のほうは剣が峰がとんがっている絶景です。蒜山も見えました。
霞んでいなければ,四国は石鎚山,日本海には隠岐の島が見えますが,この日は見えませんでした。
2017年12月12日火曜日
福岡南ロータリークラブ60周年
先週12月7日(木)は,福岡南ロータリークラブの60周年記念式典に参加しました。太宰府ロータリークラブ会長としてのご招待を受けていました(福岡南クラブとは,国際ロータリー第2700地区第4グループでご一緒しています)。
福岡市博多区のホテルオークラ福岡で,午後4時30分からでした。
余興が盛りだくさんで,とても楽しい会でした。
なかでも印象に残ったのは冒頭,博多の芸妓「博多券番」さんがオールスターで,祝いの席を盛り上げたことです。
最初の曲は『石橋(しゃっきょう)』でした。祝言の舞です。紅白の獅子をもった芸妓さん2人が舞い踊りました。
『石橋』の筋はこうです。中国で修行をしていた寂昭法師が清涼山の石橋を渡ろうとすると,人が容易に渡れるものではないと止められ,橋の向こうは文殊菩薩の浄土であると教えられます。
やがて,橋の向こうで菩薩の使いである獅子が現れ,香り高く咲き誇る牡丹の花に戯れ,獅子舞を舞うのです。
これまでの私だったら,なんのことやら分からなかったと思いますが,さいきんは謡曲をすこしかじっているので,おそらくそうだと受けとめることができました(むろん謡曲そのままではありません)。物事を学ぶと世界がひろがり,人生がより豊になるなぁと思えた時間でした。
2015年12月8日火曜日
人間だもの
フェイスブック(FB)の功罪はあろうが,すくなくとも
高校時代の恩師・友人と交流を楽しんでいる。
友だちのOくんからこういう投稿があった,
なぞなぞである。
小伝馬町のビルに「ま」の字が書いてある
なぜ「ま」なのか?他にひらがもなく不思議である,と。
小伝馬町といえば,東京日本橋の北にあり
時代劇にでてくる牢屋敷で有名
吉田松陰も安政の大獄のときに
ここで斬首刑に処されている。
さて,Oくんのなぞかけに対する
恩師・友人らの反応は?
ま~なんでしょ? とか
間が悪い とかの反応のほか
ビル内のスペースが広いので
「せ」が外された,とか
社員が多忙なので,「ひ」が外された
など,いくつかのなぞときがなされた。
ぼくのなぞときは
むかって左手がおでん屋,右手が町屋なのでは?
わかります?
いつものだじゃれです。
恩師からのコメントをいただいた。
意味がわからず,夫に教えてもらました(^^)
こでんま,で,
おでんまではないだろうとは思いますが(^^)
すかさず,友だちのYくんから
つぎのようなアシストが
上方落語『くっしゃみ講釈』で,〈吉祥寺の小姓の吉三〉が
覗きカラクリを歌う場面があり,小伝馬町がでてくる。
米朝師匠の録音を確認したら「おでんまちょう」と歌っており
昔はそういう読み方もあったらしい,と。
恩師のまとめ
FBは皆の叡智が集まって賢なりますなあ(*^_^*)
人と人とのあいだに「ま(間)」があって
人間になるということでしょうか。
おあとがよろしいようで。
浦田
2015年12月3日木曜日
宝満山~三郡山~若杉山縦走
「スターウォーズ/フォースの覚醒」というわけではないけれど
またブログを書きはじめようと思い立ちました(前よりスローペースで)。
いつまでつづくか分かりませんが
よろしくお願いします。
あいかわらず山ネタから
先日,宝満山から若杉山まで縦走しました。
薬害C型肝炎の九州訴訟(福岡地方裁判所)に取り組んだ弁護士を中心に
山歩きの同行会をつくり,怪鳥会と呼んでいます。
後輩弁護士が去秋,黒岳の原生林を散策しているとき
怪我をして,ヒザの前十字靱帯を断裂してしまいました。
この一年,かれはリタイヤ
かれがいない山行は寂しいかぎり。
治療とリハビリがようやく終わったため
快気祝いと納会をかねての山歩き会です。
快気祝いなのでみんなは若杉登山だったところ
せっかくだから宝満山からひとり縦走することにしました。
若杉山の山頂に昼12時に集合。たどりつけるかなぁ?
コースタイム6時間35分のロングコースなので心配。
朝7時,竈門神社(太宰府市内山http://kamadojinja.or.jp/)を出発
1合目,2合目,3合目・・・
早い時間のせいか
健脚者がおおい。
宝満山頂(829.6m)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%9D%E6%BA%80%E5%B1%B1
についたのは8時20分,よく晴れていた。
体調もヒザにやや違和感があるくらいで
だいじょうぶそう。
からの仏頂山,からの三郡山(935.9m)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E9%83%A1%E5%B1%B1
いきかう登山者も多く,心づよい。
三郡山は文字どおり飯塚市,糟屋郡宇美町,筑紫野市の境界
各町から人が集まってくるところです。
山頂には男女8人くらいの高校生のグループがいました。
高校時代の山歩き,どんなかなぁ,もう想像するのもむずかしい。
そこから先,きゅうに登山者が減り
広葉樹の落葉もちり終わり,もう冬の風情
夏とちがい
下草もなく,快適な縦走路
左側からは宇美町,昭和の森からの登山道
右側からは飯塚市方面からの登山道が集まってきます。
小ピークを繰り返しながら
ようやく砥石山,思わず「遠いし・・」と声が漏れました。
雲行きもあやしくなり,バックパックのなかの携帯電話も
さっきからプー,プーと着信をつげています。
すわ,みんなはもう若杉山頂か?
と思いながら足どりをはやめました。
高度をぐんぐんさげて,しょうけ越し(峠です)
そこから若杉山へ登り返し。
これが登山者の心を折ります
せっかく登ったのに,くだって,また登り・・・
そこをぐっと歯をくいしばって
山頂に。
な,なんと11時30分!
竈門神社から4時間30分で着きました。
ことし50うん歳
まだまだ行けるね,としばし余韻にひたりました。
他のメンバーが登ってきたのは
予定どおり12時ちょうど。
それから奥の院,太祖神社を経て
http://www.sasagurikanko.com/temple/wakasugi_okunoin/
大和の森巨木探索路を散策して下山。
若杉の湯http://www.wakasuginoyu.com/でまったりしたあと
怪鳥宅で酒盛り,またまた盛りあがって夜は更けていったのでした。
浦田
2015年10月5日月曜日
期待していたのは。。。
F中学校の職場体験授業に協力したことがあった。
中学生のころからいろいろな職業に触れ
将来の進路を明確にするという趣旨だ。
消防署や店舗などいろいろな業種の人が集まった。そのなかで
法律事務所を希望した子たち6人のめんどうをみることになった。
事務所で座学をしても分かりにくいので
法廷傍聴をしてもらうことにした。
地域の民生委員の先生たちなどを法廷傍聴にお連れすることがある。
いちばんの悩みは,博多座のように前もって演目がはっきりしないことだ。
いつ分かるかというと当日,法廷の前の掲示板を見るまでわからない。
そこに10時~貸金請求事件,原告○○,被告△△などと書いてある
こちらの気持ちとしては,できればわかりやすい事件を傍聴してもらいたい。
長くつづいている事件のうちの1期日だと,なんとことやら分からない。
そこで集合時間の15分前くらいに裁判所へ行き
裁判所のなかを行ったり来たりしながら手ごろな事件を探し回ることになる。
民事事件より刑事事件のほうがわかりやすい。民事は
「訴状のとおり陳述します。」などと書面中心だから。
刑事事件の場合,起訴状を朗読したりして
被告人だけでなく傍聴人にも事件の内容がわかりやすい。
なかでも,自動車運転過失致傷事件や覚せい剤事件は手ごろだ。
1時間のうちに最初から結審までぜんぶやることが多いから。
その日も,自動車運転過失致傷事件を選んだ。
中学生にも分かりやすく,勉強になるであろうことを期待した。
中学生たちと傍聴席につくと,被告人は男性だったけれども
裁判官も,検察官も,弁護人もみな女性であった。
中学生のうち3人は女子だったので
彼女たちにも励みになるなぁとにんまりした。
ぼくが中学生を6人連れて法廷に入っていったのだから
裁判官たちにも当然状況はのみこめたはずである。
中学生にもわかる,わかりやすい法廷
ぼくはそれを期待した。
ところがである。
審理が進むにつれ,たいへんな事態に。
自動車事故の原因は,抽象的にいえば前方不注視だった。しかし
その実態は,助手席の女性が運転手の男性にいかがわしい・・(以下省略)。
中学生たちが傍聴しているわけだから,法律家たちは
いかがわしい話をさらりと流すやり方もあったはず。
だが,検察官も,弁護人も,裁判官もいかがわしい内容について
微に入り細を穿ち,何度も何度も,尋問を繰り返したのである。
傍聴人を意識してであろう
これでもかこれでもかの大サービスだった。
でも中学生なんだから
そういうことを期待したわけじゃないんだよね。
そういうわけで
とんだ法廷傍聴になったのでした。
2015年8月27日木曜日
そこですか、こだわりは?
ひさしぶりに原稿を2本書いてみた。
いきなりブログにアップすると
関係者から訴えられる可能性がある。
そこでまず事務所内のメーリングリストに流して
他の弁護士の反応をうかがってみた。
まず,「なぜあの味に惹かれるのか?」だが
ぼくについては,自分で書いた記事だから否やはない。
Iさんについても,よいことが書いてあるだけなので
文句のつけようがない。
問題はMくんとYくんだが
家族が悲しむかもしれないという反応だった。
そこで,この2人については次のとおり訂正したい。
Mくん→Mくん(匿名希望),Yくん→Yくん(匿名希望)
これで問題は解決だ。
めでたし,めでたし。
問題は「被害者の会の会長はきみだろ?」のほうだ。
これについては強い反発が予想された。
しかし,意外なことに,I弁護士の反応は
「これは、おもしろい。笑」だった。
この反応は意外,拍子抜け,ま,いっか。
ただし,意外なところに注文がついた。いわく。
タクシーのなかは,苦しかっただけじゃなく,楽しくもあった
そこを正確に書いてくれというのである。
たしかに,タクシーの窓から首を出し,「うっ,気持ち悪っ」
というだけではなく,高歌放吟していた場面もあった。
タクシーの運転主のにがりきった顔は
むしろその場面のほうが強かったかもしれない。
これはたいそう意外な反応である。
そこですか,つっこみどころは?
さすが芸術家の家系である,センスがちがう。
ぼくのまとめはそういうことであった。しかし,・・
きょうランチの際,その話をしたら
Yくんから意外な謎解きがなされた。
「先生,それは酒に全面的に負けたことを
認めたくないだけなんじゃないですかね?」
なるほど,たしかに。
そう考えれば,合理的な解になる。
こうしてきょうも真相が明らかにされたのであった。
めでたし,めでたし。
2015年8月21日金曜日
被害者の会の会長はきみだろ?
「3人とも不幸になった話」の,あの足が短いAくん。
といっても,覚えてないでしょうから,
当ブログの2013年6月21日の記事をご覧ください。
http://blog.chikushi-lo.jp/2013/06/blog-post_21.html
Aくんとぼくは誕生日が近い。
ともに8月上旬である。
かれの誕生日にメッセージを送った。
会長,誕生日おめでとうございます,と。
かれは返してきた。
会長は先生のほうでしょ,と。
ぼくもここはゆずれない。
いやいや,ぼくは事務局長だから。
この問題に決着をつけるために
まず会の歴史をふりかえっておきたい。
むかしある飲み会があった。I弁護士が酔っぱらってしまい,
ぼくがI弁護士の自宅マンションまでタクシーで送ることになった。
I弁護士は後部座席の窓を全開にし,「うっ,気持ち悪っ」
などといいながら,ずっと窓から首を出していた。
おりしも真冬である。車内にはぴゅーぴゅー寒風がふきすさんだ。
タクシーの運転主さんはもちろん,にがりきっている。
マンション前に着くと,寒空のもと
Aくんがガタガタふるえながら待っていた。
先輩弁護士に送ってもらったといって
とても恐縮していた。
ぼくも被害者だったが
Aくんを見たとたん,そんな小さな気持ちもふっとんだ。
Aくんはこれが日常なんだ。たまにタクシーで送って
寒いおもいをするぐらい,なにほどのこともない,と。
それ以来,ぼくとAくんは心の友だちである。
ふたりの関係はいつしか,被害者の会へと発展していった。
ぼくもAくんも,この被害者の会の構成員であることに争いない。
しかし,会長の座をめぐっては先にみたとおり争いがある。
ぜったいに会長にだけはなりたくないという
逆権力闘争,いわば権力逃走である。
会長の座はどうやって決めるのか?規約が存在しないため
いつもAくんとどうどうめぐりの議論になってしまう。
1対1である。
多数決で決められない。
しかし,Aくんは役場に例の届を出している。
これは世間様に対して,被害者代表と宣言しているようなものだ。
ここから,会長はAくん以外に考えられない。
ぼくが先輩であるがゆえに,Aくんが遠慮しているにすぎないのである。
なお,この会の名称をめぐっても争いがある。
ぼくらの理解では「I弁護士の被害者の会」。
ところが,I弁護士はただひとり
「I弁護士を支える会」でしょ,と言いはってゆずらない。
この点は,先の成り立ちからしてあきらかだと思うのだが
みなさんは,どう思います?
なお,8月上旬生まれの人間は被害者になりやすい。
これは疫学的事実だ。
8月上旬生まれのあなた
被害に遭わないよう気をつけてね。
2013年10月30日水曜日
筑紫の名産
2013年9月12日木曜日
勝利の花火
2013年8月30日金曜日
元気の源
昨日は,
依頼者の方に
食事にお招きいただきました。
とても美味しいお食事でした。
この方の事案は,
勤めていた福岡市内の会社に対して
残業代請求をするというもの。
タイムカードを元に計算すると
かなりの金額が未払いになっていました。
この事件の場合は,
交渉の末,
依頼者お二人に300万円以上の残業代を
お渡しすることができました。
良い方向で解決ができ,
お二人に喜んでいただき,
さらにはお食事までいただき,
嬉しい限りです。
こうやって依頼者の方の
笑顔が見れる時間は,
弁護士にとって大きな力になりますね。
かなりの量の日本酒を
調子に乗ってあおりましたが,
思いの外,
今日も元気です。
昨日,たくさんの元気をいただいたおかげですね。
2013年8月19日月曜日
「おおまぴょん」をよろしく。
仕方がないかもしれませんが,
こんな
これは,
一度,母を福岡に呼びつけ,
「暑い」とは,
こういうことだと教えないといけませんね。
2013年7月16日火曜日
ちくしーランド
こんなことを法律事務所のブログに
書いても仕方ないのでしょうけれど…
先日,レンタカーを借りて
IKEA福岡新宮に行ってきました。
初めて行ったのですが,
楽しいところですね。
家具や雑貨の配置が面白く,
どこか遊園地のアトラクションのような
雰囲気がします。
だんだんと購買意欲が湧いてくる…
そんな仕掛けがされているように
感じました。
やはり,
時間を過ごすにつれて,
良い意味で「ほぐれてくる」ような場づくりは
大切ですね。
話は変わりますが,
当事務所でも
いらっしゃった方がお話をしやすいよう
相談室スペースを設けています。
きっとお悩みも「ほぐれてくる」
はずです。
お気軽にお立ち寄りください。
ちなみに,アトラクション要素は
ありません。あしからず。
2013年6月3日月曜日
梅雨の晴れ間
通勤途中のきょうの空
梅雨の晴れ間です。
先日,後輩と話をしていたら
「梅雨は降らなければいいのに」と。
たしかに,梅雨はうっとおしい
それは間違いない。
でも,やはり降るときには
降らないといけないとボクらは思います。
1978(昭和53)年に福岡大渇水を
経験していますから。
大学1年生のときで
六本松のキャンパスなどで苦労しました。
などと話すと,後輩たちは知らないらしい。
確かに35年も前の出来事です。
思えばいま40歳より年下の人たちにとっては
経験していないか覚えていないかなんですね。
35年といえば,1978(昭和53)年に
第2次世界大戦中の話を聞くのとおなじ。
導水事業など渇水対策もおこなわれてはいます。
でも福岡市の人口も1.5倍に膨れあがっています。
やはり多少うっとおしくても
梅雨には雨が降ってほしいです。
そうはいっても梅雨の晴れ間は
やはりほっとしますね。
2013年4月1日月曜日
天城山で出あったもの(4)
天城隧道を抜け,天城峠を越えて
しばらくいくと,八丁池に着きました。
富士山が遠望でき
池なのに水はとても澄んでいます。
天然記念物として有名な
モリアオガエルが生息しているそうです。
四阿屋ふうの休憩所で
ひといきつました。
河津サクラが
満開でした。
いずれも見事な枝ぶりの樹で
みごとな花を咲かせています。
すこしはやかったけれど
お昼にしました。
いい陽気で,眠くなり
いつのまにか一眠りしました。
あとから若い女性が
ひとりで登ってきました。
すごい美人で
そこだけ花が咲いているようでした。
なんの映画だったか
みたような人です。
休憩所はそこしかないので
彼女もやってきて挨拶をしました。
その日は登山者がすくなかったせいか
彼女のほうから話しかけてきました。
仕事のあいまに東京から
河津サクラをみにきたそうです。
登るほうこうがおなじだったので
しばらくご一緒することにしました。
気さくな人で,仕事のことなど
プライベートなことまで話しました。
法律問題もからんでいたので
ちょっとした無料法律相談にも応じました。
うまがあうというのはこういうことか
と思うほど,話がはずみました。
ちょっと影があるふうの女性でしたが
気が晴れたようでした。
結局,その日のゴールである
伊東温泉までご一緒しました。
それからは互いに遠距離でしたので
メールで近況報告などしあいました。
これまたメールとは思えぬほど
楽しいやりとりでした。
昨日,福岡に来るというので
舞鶴公園をふたりで散策しました。
ひさしぶりでしたが
やはり話ははずみました。
もう何年も
つきあっているような。
でも,彼女はなんだか
影がうすくなっている感じでした。
夕方,トイレから戻ると
彼女の姿がみえません。
それからさんざん探しましたが
やはり見つかりません。
不思議です。
きのせいだったのでしょうか。
※きのせい(樹の精,気のせい)
2013年3月15日金曜日
森くん,電話してるってよ。
福岡はきのう,ソメイヨシノの開花宣言。
裁判所裏の並木でははや満開の樹が。
花言葉は,精神美,優れた美人,優美な女性
あなたに微笑む,純潔など。
わが事務所には年に数人,司法修習生や
ロースクール生が弁護実務の研修にやってくる。
いまはT弁護士のところに1人
男性修習生Yくんが。
いまどきの若者にめずらしく,なかなか臆せぬ性格で
毎日,T弁護士らと言語バトルをくりひろげている。
T:森くん(Yくんの言い間違い),あれどうなったかね?
Y:…(沈黙)。
T:おい!
Y:はい。
T:ひとが訊きよるやろが。
Y:あっ,森先生に電話しているのかと思ってました。
(どっと笑)
これは,ありえん。
Yくんの席はT弁護士の隣で,その向こうは壁である。
T弁護士がしゃべればYくん宛と考えるのが普通な状況。
T弁護士は受話器をもっていないし
森弁護士は階がちがう。
あきらかに,T弁護士の言い間違いにかこつけて
すっとぼけたものである。
さいきんの若者にきょうつうする特徴で
ことわざなど知らないことがおおい。
I弁護士なぞ,じぶんが恥をかきそうになると
Yくんに話題をふって,逃げ場にしているくらいだ。
I: 「面目躍如」
って,知ってる?
Y: お役で,ご免ということ…?。
I: ちがうでしょ(笑)。
I: 「辛酸をなめる」
って,知ってる?
Y: それなら知ってます。財産関係のことですよね?
I: ちがいます(笑)。
I: じゃ,財産関係で,「恒産なければ恒心なし」
って,知ってる?
Y: 降参です…。
みな: あはは。
※らいしゅうは,出張,春分の日やら健康診断やらで
木曜日までお休みさせていただきます。











