2010年12月6日月曜日

 30年ぶりの雲仙岳



 きのうは雲仙・普賢岳(1359m)に登りました
 大学時代に登ったきりですから30年ぶり。

 10年ほど前、温泉街で合宿がありました
 でもそのときは大雪でたどりつくのがやっと
 山登りどころでは…。

 さて土曜の夜は宴席だったので、ダルかったものの
 早起きして朝6時には出発。

 なにもなければ、日和ったと思いますが
 ブログに背中を押されました。

 消極的な選択肢と積極的な選択肢が拮抗したとき
 ブログは後者に錘をひとつ乗せてくれますね
 ブログの効用です。

 朝6時はまだ暗く寒いところ
 明けの明星が大きく輝いて励ましてくれ
 冬の大三角形が行く手を示してくれます。

 特急かもめに乗ると佐賀駅の手前から
 進行方向左手(南)にはやくも雲仙岳のシルエットがみえます。

 佐賀平野の早朝の冬景色はまことに幻想的
 水路から朝霧、刈田からたき火の煙がたちのぼるなか
 耳納連山でしょうか朝日が刺しはじめます。
 
 特急が有明海をおおきく迂回するため
 雲仙岳のシルエットはいったん後方へしりぞき
 肥前鹿島あたりから再び左前方に少しおおきな姿を現します。

 しばらくいくと汐留堤防と諫早湾干拓地が
 そういえば6日(きょう)福岡高裁の判決が予定されているなぁ
 どうなるんだろう?諫早湾のムツゴロウたちよガンバレ。

 諫早からは島原鉄道バスに
 途中、福田えりこさんのポスターが
 そうかこのへんが選挙区か!(あらためて認識)。

 薬害のない社会、被害者が泣かなくてよい社会をつくろうと
 政治の世界へ入っていったけれども
 昨今の政治情勢からして、つらい思いをしているだろうな…
 ちょっと心配です。

 愛野(なんという美しい地名)をすぎ、島原半島に入ったあたりから
 こんどは「OBAMA」の道路案内看板が
 それに触発され、おもいは太平洋をとびこえて米国民主党の現状へ。

 などと思っているうちに右手に美しい橘湾があらわれ
 バスは小浜温泉から急坂をのぼって雲仙の温泉街に。

 そこからの交通の便は信じられないぐらい悪く
 歩くことに。

 これが失敗。
 途中、ゴルフ場の分岐と池の原の分岐で2度も迷い
 仁田峠に着いたときは、なんと12時。

 「早立ち、早着き」を鉄則とする山行計画に照らし
 完全な失敗…。

 当初の予定を変更して、ロープウエイを使用
 妙見岳まで標高差250mを3分でクリア。

 きのうは一年に2度あるかないかという快晴
 山頂からは九州じゅうの山が見えました
 いやほんと、阿蘇山はもちろん、九重山、祖母山、霧島山も。

 妙見岳から尾根沿いに国見岳、普賢岳へ
 写真はそこから見えた桜島の噴煙。

 雲仙野岳の稜線のむこうが有明海・島原湾
 (薄もやがおおっています)
 そのまたむこうが天草の島々
 (島原の乱のリーダーが天草四郎というのもこういうわけか)
 そのまたまたむこうが水俣あたりの海岸線
 そのまたまたまたむこう
 まんなかにたなびいているのが桜島の噴煙です。 

 国見岳で山ガールたちがはしゃいでいました。
 「鹿児島って、あんがい近いね~。」
 (う~ん、ちとちがうぜよ)
 

1 件のコメント:

  1. コメント欄について、封書でお問合せをいただきました。
    最近3~4回投稿されているのに、時間の経過にともない消滅しているようです。
    同じようなおもいをされているかたもおられるかもしれません。
    もうしわけありません。
    コメントの内容が不適切と判断して抹消したようなことはこれまでに一度もありません。
    なにか技術的な不具合と思います。
    ちょっと専門のかたに相談してみます。
    しばらくご不自由をおかけします。

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