2016年3月12日土曜日

「成年後見」と「任意後見」


日本は、少子化が進み、高齢者の割合が増えています。


・お父さんが知らない人にお金を渡しているみたい

・お母さんと同居している兄がお母さんのお金を勝手に使っている

・お母さんが家を尋ねてきた人から高い布団を買ってしまったなど

ご家族のことでご相談に来られる方も増えている印象です。


加齢にともなって、前は出来ていたことや判断出来ていたことが出来なくなるのはやむを得ない部分もありますが、トラブルになりやすいのも実情だと思います。


そのようなときに活用できるのが「成年後見(法定後見)」という制度です。

これは、判断能力が十分ではない人に代わって財産管理等をする人を選任する制度です。

他方、判断能力はまだあるのだけど、今後が不安という場合もあります。

そのようなときに活用できるのが「任意後見」という制度です。

これは、将来判断能力がなくなったときに備えて、援助する人を選んでおく制度です。


どちらの制度を用いるかは、個別的な判断になります。

私たちは、申立て方法のアドバイスや後見人候補者になる等のサポートを含め、その方にとってよりよい解決方法を提案したいと考えています。


大切なご家族を守るためにもこれらの制度の利用を一度ご検討してはいかがでしょうか。