2022年5月30日月曜日

野外コンサート


  お誘いを受けて、ひさしぶりにコンサート、しかも野外。葉加瀬太郎プロデュースにより、大竹しのぶ、森山良子、藤井フミヤ・・・のオムニバス形式。

野外は天候によるリスクもあるけれど、晴れるとすばらしい。解放感、刻刻と変化する大空、流れる雲の動き、ときおり吹く柔らかな風など、どれもすばらしい。

とくに風は、歌詞にあわせたかのように吹いたり、絶妙のタイミングで大竹しのぶの前髪を揺らしたりして、これ以上ない働きをしていた。

舞台下のカメラから撮影された映像は、ワインカラー、黒、白のドレスを着たアーチスト、神社本殿、クスの新緑、青空と構図と色の組合せが美しい。なかでもクスの新緑の生命感がすごい。

みなうまい。あたりまえか。野外という舞台がすばらしいせいか、コロナ禍の2年間をがまんしたあとの解放感のせいか、歌もすばらしく感じた。

コロナ禍、ロシアのウクライナ侵略の状況下で、3年ぶり。アーチストたちもこの2年間はきつかったろう。トークも状況を色濃く反映していた。反戦メッセージもしっかり伝わってきた。

森山良子は加藤登紀子とどうも混線してしまう(笑)。清水ミチコのものまねで「禁じられた恋」を50年ぶりに聞いた。藤井フミヤがチェッカーズナンバーを歌うと、当時のことが思い浮かんでしまう。

侵略とコロナが終息しますように。

2022年5月28日土曜日

無料出張相談会を実施しました(5/28)

 



筑紫野市生涯学習センターにて、無料出張相談会を実施しました。

ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。

次回の日程・場所などは未定です。決まれば告知いたします。


富永

2022年5月24日火曜日

帰ってきた義経

 
(高館から北上川を望む。左手から衣川が注ぐ)


(高館・義経堂。義経最後の場所という)

 『鎌倉殿の13人』、色々な議論を呼びつつ、半分が終了。

いままでは源平合戦のイメージととらえることが多かった鎌倉時代のはじまり。ドラマによって、源氏の内部は内部で権力闘争がうずまき、北条氏がそれに勝ち残ったことがよく分かった。

鎌倉殿が前半の主人公のひとりであるところ、終始冷徹な政治家というふうでもなく、時代のうねりが頼朝に非情さを強いていくという展開。三谷幸喜作品ということもありましょう。

小栗旬の北条義時もまたおなじ。ほんとうのところ、そうだったんだろうなという気もしてきた。

歴史をレトロに振り返って整理しているのであたりまえだが、役者の決め台詞がいちいち未来を見通しているかのよう。義時は義経に奥州には行かないようアドバイスするし、頼朝は義時に奥州藤原氏の兄弟仲の悪さにつけ込むよう指示するし。できすぎではなかろうか。

ま、1時間のなかで視聴者をひきつけて離さないドラマをつくりあげなければならないので、時の流れるままにというわけにもいかないのだろうね。

歴史を学ぶというより、日本の歴史に取材したシェークスピア劇として楽しむのが正解なのかもしれない。

2022年5月22日日曜日

ホメアオウスタシス

 

生物が個体の安定を保とうとする働きを、ホメオスタシスといい、恒常性(こうじょうせい)などとも申しますけれども。


今年4月から、中小企業でもパワハラ対策が義務化されましたね。

当事務所でも、就業規則(しゅうぎょうきそく)をパワハラ対策仕様に改訂しました。また、先日の事務所会議にて、事務所全員でパワハラ研修を行いました。


パワハラ、だめゼッタイ、はもちろんのこととして、

より大事なのは、働きやすい職場をつくること。


そのためにどうするか、という話になったとき、私が安易に、

「じゃあ、褒めればいいんじゃないですか。」

と言いました。


それが、まあやってみようということで、事務局をみんなで褒める投票を実施することになりました。

月間で投票し、毎月の事務所会議で開票します。

それが、こちら。


恒常的(こうじょうてき)に褒めあおう、ということで、ホメアオウスタシス運動、と私が勝手に命名しました。


さて、第1回の結果やいかに。


富永


2022年5月21日土曜日

相づちくらい打ちなよ

 

相づちの「さしすせそ」というものがあるそうですね。


さ・・・さすがです!

し・・・知らなかったです!

す・・・すごいですね!

せ・・・センスいいですね!

そ・・・そうなんですね!


ネットをたたけば、おおよそ似たような相づちが出てきます。

私は、「はあ」とか「へえ」とか、「は行」の相づちが多いのですが、顧(かえり)みると何とも気が抜けていますね苦笑。


弁護士は、依頼者、相手方、裁判所など、相手に応じたコミュニケーションが求められる職業です。


先日、稲村晴夫弁護士と一緒に、ある家事調停(かじちょうてい)事件をやりました。


家事調停は、だいたい、40代から70代くらいの人生経験豊富な調停委員の先生が、男性と女性の2名で、話を聞いてくれます。

以前は、その都度、家庭裁判所まで出て行かなければいけませんでした。最近は、コロナもあり、事務所から、電話やウェブでの調停も増えています。


電話だと相手が見えませんが、ウェブの会議は顔が見えます。相手の話をさえぎらなくても、うなずいていれば聞いていることが分かるから便利です。


稲村弁護士と一緒に代理人をやった家事調停は、電話での調停でした。

私が主任ですので、調停委員の先生方とやりとりをします。

調停委員の先生からの説明中、突然、「先生、聞こえますか?」と言われました。


あれ、電波が悪いのかな?

「はい、聞こえていますよ」とお答えしました。


聞こえにくいのですかね、というと、

「富永さんが相づち打たないからやろう」と稲村弁護士。

はは~ん。ウェブ会議のくせで、どうも電話に向かって無言でうなずいていたようです。


オンラインの時代、相手だけでなく、媒体(ばいたい)に応じたコミュニケーションも意識しないといけませんね!


と、いうことで、次回の電話調停では、

「調停委員さん、センスいいですね!」

「いや~、先生、さすがです!」

「は~、この調停案、すごいですね!」

と、相づちを連打しようと思います。


えっ、何か違う!?


富永

2022年5月19日木曜日

「相続バトル 幸せまでのストーリー」し~ず・うみ法律講座

 


「相続バトル 幸せまでのストーリー」と題して、迫田弁護士が講演を行いました。

相続問題で紛争化しやすい事例のうち、実際に迫田弁護士が経験した事例をもとに、遺産分割や遺言の作成など、分かりやすく解説しました。


弁護士一筋22年。

マイク一本、巧みな話術。

迫田登紀子の真骨頂。

よってらっしゃい、みてらっしゃい。


てな感じで、大変盛況でした。

ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。


えっ、私が何をしていたかって?

今回はただの付き人です。


付き人と言ったって、ペーパードライバー、かつ、ペーペー弁護士の私。

車ひとつ出せやしないので、


現地では荷物持ち。

ブログでは太鼓持ち。

巧みな話術にヤキモチ。


てな感じです。はい、精進します。


次回は、

7月21日(木)19時~20時30分

「宇美町働く婦人の家 し~ず・うみ」にて、 

田中謙二弁護士が講演を行います。


「罪と罰 刑事裁判の現場」と題して、刑事裁判の進行をリアルに再現します。

参加費は1講座500円、講座の申込み、問合せはし~ず・うみまで。


ぜひ、奮ってご参加くださいませ。


し~ず・うみ 092-932-0365


富永

都府楼政庁跡~四王寺山の散策


 



 いまの時期、都府楼政庁跡から四王寺山へかけて散策が気持ちよい。寒くもなく暑くもない。そよ風がさわやか。空気に馥郁と新緑の香りがまじる。いろんな野鳥が恋歌を鳴き交わしている。

都府楼政庁跡の中央には、トウカエデが新緑の枝をひろげている。古代、唐との交流拠点であったことから、シンボルツリーとされているのであろうか。木陰ではグループがストレッチを行っていた。トウカエデの下だけに、太極拳かもしれない。家のなかでするより数倍、健康効果があるだろう。フィジカルだけでなく、精神衛生上の効果も期待できる。

四王寺山の中央、おへそ部分は県民の森センター。そこからすこしあがると、こどもの国広場がある。親子づれが遊具などで遊んでいる。そこによくみると、トチの木があり、花をつけている。花序がクリスマスツリー状に立ち上がっている。ヨーロッパのマロニエの仲間であり、栃木県の栃である。実でトチもちがつくられる。

四王寺山のお鉢に沿ってたくさんのホオの木がある。写真は南のへり、増長天の東側のもの。葉はトチに似ているが、より大ぶりである。葉には殺菌作用があり、朴葉料理(朴葉寿司、朴葉味噌など)につかわれる。モクレンの仲間で、花はやはり古代的で美しい。秋にはこの先端部分の果実がぼとっと落ちている。

山を下りてくると、観世音寺の北側にセンダンが花をつけている。薬用植物。センダンは双葉より芳しというが、実は別種のことらしい。別名、アフチ。筑前守だった山上憶良の時代から花を咲かせ、散らせていた。

 妹が見し楝(あふち)の花は散りぬべし わが泣く涙いまだ干なくに    




2022年5月18日水曜日

ラピュタのような大野城跡


  大宰府政庁の背後に四王寺山が鎮座する。お鉢状の山容で、大城山、大原山などからなる。最高峰は大城山で410メートル。太宰府市、大野城市、宇美町にまたがる。

そこに古代の城跡がある。大野城跡。日本百名城の1つ。665年、古代日本が新羅・唐に白村江の戦いで敗れたのち、防衛のため築かれた。いまでも少なからぬ石垣がお鉢のふちに断続的に残る。写真は百間石垣の上部である。

四王寺というくらいだから、四天王が東西南北を守護していた。いまでも、増長天(南)、持国天(東)、広目天(西)跡に礎石等が残り、毘沙門天(多聞天、北)は御堂が建っている。

この城は古代において戦場となることはなかった。が、戦国末期、島津勢の侵攻を受けた高橋紹運が岩屋城で玉砕している。

いまの季節、新緑が石垣を覆っている。美しい。生け花や茶器の美しさと違い、長い長い歴史を背負った美しさだ。

ロボットはいないけれど、天空の城ラピュタを思い浮かべてしまう。各自治体で数体ずつロボットを配置して、ラピュタの聖地にしてしまってはどうだろう(もちろん、スタジオ・ジブリの承諾はとってくだされ。)。

2022年5月17日火曜日

2人して折れそう・・・

 

外国人の方の国選弁護を担当することがあります。

私、不勉強ゆえ、基本的に日本語しか話せません。

ですから、外国人の方の国選弁護をするときは、通訳人の方と一緒に、拘置所や留置所などの留置施設に行くわけです。

通訳人を伴って接見(せっけん、注:弁護人が面会すること)するのであれば、意思疎通には問題ありません。


ただ、被告人が、話をあまり区切らない方だと、通訳人の方がいったん全部聞いてから訳されるので、3人しかいない面会室で、しばらく会話の蚊帳(かや)の外。

通訳人と被告人の2人が、外国語で話しているのを、ただ横でしばらく座って見ているのは、なかなか根気がいります。


しかも、コロナの関係で、留置施設のアクリル板の穴が全部ふさいであり、マイクがなければ、ものすごく声が聞こえにくいのです。あまりに聞こえなくて、以前、筆談したことさえあります。

通訳人の方も、座っている腰を折って、アクリル板の下の方にあるふさいだ穴に耳を近づけ、何とか聞き取ろうとしておられます。く、首がめっちゃ痛そう。


会話になかなか入れず、心が折れそうな私。

アクリル板の下の穴に耳を近づけ続け、首が折れそうな通訳人。


前回は、2人して疲れた顔で、留置施設を後にしたのでした。


その後、もう1度、同じ通訳人の方と接見(せっけん)に行くと、「集音器を買いました。」とのこと。よほど首が痛かったのでしょう。ものすごく申し訳なかったです。

ただ、今回は、マイクのついた部屋での面会だったため、普通に聞き取ることができました。


国よ、頼む。通訳人の方に集音器なんて買わせないで、留置施設にある面会室のすべてにちゃんとマイクつけてくれい。


富永



ひさしぶりにキジくんに出会った

 


 ひさしぶりにキジくんに出会った。大宰府の学校院跡あたりを歩いていたら、ケーンと鳴き声が聞こえた。キジも鳴かずば撃たれまい。もとい、キジも鳴かずば撮られまい。

畑のなかを歩いていた。虫かなにかをついばんでいるようだ。こんかいはチョンガーだ。連れあいはどうしたのだろうか。まえに会ったときは連れあいがいた。

キジは雄のほうがきれいだ。雄のほうがきれいな動物と雌のほうがきれいな動物とはどういう振り分けになっているのだろうか。やはり数がおおいほうがきれいになるのだろうか。研究すれば、面白い論文が書けるかもしれない。

まえに会ったのは去年8月7日。観世音寺の奥の池で見かけた。あのときは連れあいと仲むつまじくしていた。あまり敏捷そうではなさそうだし、飛ぶのもうまくはなさそうだし、犬か猫にやられたのだろうか。それとも離婚したのか。

桃太郎はきび団子をご褒美として鬼退治のおともさせたというが、ほんとうだろうか。犬と猿は戦力にならなくもなかろうけれど、キジはどうなんだろう?斥候だろうか。いまでいれば、ドローンだろうか。あっ、飛ぶのはうまくないんだった。

2022年5月16日月曜日

無料出張相談会を開催します(5/28)

 

こんにちは。

無料出張相談会を、以下のとおり、開催します。


日時:5月28日(土)14時~17時

場所:筑紫野市生涯学習センター 学習室2

生涯学習センターの概要 - 筑紫野市ホームページ (city.chikushino.fukuoka.jp)


事前予約は不要ですが、予約をいただければ確実です。

問合せ先:092-555-7324

     tominaga@chikushi-lo.jp


なんと、弁護士もできるブロガー兼役者?の富永に会えます。

そんなことはさておき、相談はまじめにやっていますので、普段、法律事務所にはなかなか行きにくいという方も、この機会にぜひお越しください。


富永

2022年5月15日日曜日

現代版 巌流島の決闘!?

 

公示送達、という制度があります。

どこに住んでいるのかさっぱり分からない相手に対して裁判をするために、裁判所入口の掲示板に貼りだしをして、送達したことにしてしまう、というものです。


先日、とある事件のご依頼で、公示送達を利用することがありました。普通に書いても面白くないので、巌流島の決闘風にアレンジしてご報告したいと思います。


とあるご相談に来られた佐々木小次郎さん(仮名)。

宮本武蔵さん(仮名)に物申したいことがあるそうで、決闘(裁判)もやむなしの構え。

ところが、伝書鳩は届く(郵便物は転送されている)一方、宮本さんの居場所が分からないのだとか。


まあ、まずは話し合ってみましょう、と当職。

佐々木さんが言いたいことがあるそうですよ、と宮本さんに伝書鳩を飛ばし(お手紙を出し)ました。


が、宮本さんからの回答はなし。


やむをえない、決闘(裁判)だ!ということになりました。

しかし、決闘(裁判)の申入れ(訴状の送達)ができません。どこにいるか分からないからです。


当職、まずは伝書鳩を追いかける(転送先住所を弁護士会照会する)ことにしました。

ところが、鳩飼い(郵便局)から、鳩をつけるな(守秘義務があるから教えない)と言われてしまいました。


むむ、ちゃんと、鳩をつけてもよい場合がある、という奉行所の判断(判例・裁判例)を説明してからやったのになあ。


仕方がないので、奉行所(裁判所)に、

「貼りだしてくれい」とお願い(公示送達の申立て)をしました。


この間、佐々木小次郎さん、かなり待たされます。

巌流島で待つ、佐々木さんと当職。


すると、奉行所(裁判所)から、「貼りだそうとしたが、うちの鳩を飛ばしたら届いた」と連絡がありました。


ついに現れた宮本さん。しかも長い木刀(代理人弁護士)を持ってやってきました。


ここで、実際の佐々木小次郎なら、刀の鞘(さや)を投げ捨てるところですが、そこは脇に控える当職。

「まあまあ、宮本さんも出てきたことですし、話し合いましょう」ということで、

いったん刀は収めて、話合い(調停)をすることにしました。


かくして、無事、円満に話合いを終え、生きて巌流島を出られたのでしたとさ。

めでたし、めでたし。


富永


P.S.

引用判例は以下のとおり。

最小判平成28年10月18日・民集70巻7号1725頁(岡部補足意見)

裁判要旨 裁判例結果詳細 | 裁判所 - Courts in Japan

判決全文 086198_hanrei.pdf (courts.go.jp)

東京高判平成22年9月29日・判時2105号11頁)


2022年5月13日金曜日

それもまた小さな人権回復


  ある傷害被疑事件を受任している。関係者は主に加害者と被害者の2人である。被疑者は自白し、事実関係を争ってはいない。

刑事手続は起訴を境に、捜査段階と公判段階に分かれる。捜査段階では被疑者(容疑者)、公判段階では被告人と呼ばれる。

逮捕・勾留されるかどうかにより、在宅事件と身柄事件に分かれる。事案の重さ、罪証隠滅の可能性、逃亡の可能性により、逮捕・勾留されることになる。

捜査段階では警察の留置場、公判段階では拘置所に勾留されるのが一般的だ。本件では福岡市内の警察署に勾留されている。

逮捕・勾留は重大な人権制約であるので期間制限がある。逮捕は最大72時間、勾留は1回10日間、1度まで延長できる。つまり、最大23日間の身柄拘束を受ける。

身柄拘束は重大な人権制約であるから、勾留を許すかどうか裁判官が審査することになっている。いわゆる令状主義である。これは憲法の定める重要な人権である。しかし長らく裁判所の審査は形式的で、捜査機関が逮捕・勾留を請求すれば、裁判官はこれを丸のみしてきた。

しかし近時、勾留要件を厳格に解する動きもみられる。本件では勾留延長請求がなされ、裁判官はこれを丸のみして、10日間の延長を認めた。

23日間というのはマックスの期間であり、必ずそれだけの期間を勾留しなければならないというものではない。関係者2人だけの傷害事件で2勾留も必要かは大いに疑問である。被疑者の職場では大いに支障が生じている。

勾留延長決定も裁判の一つであるから、異議申立をすることができる。準抗告という。午前中は破産債権者集会、午後は同友会の総会であったが、昼間、事務所に戻り、いそいで起案して提出した。

その結果、3日減らし、7日の延長に変更された。ささやかだけれども、被疑者の人権を回復することができた。 

2022年5月12日木曜日

六千人の命のビザ

 

憲法記念日には、しょうもないブログを更新しましたが、

ちくし法律事務所ブログ: 憲法(ノリノリ)記念日の暇つぶし (chikushi-lo.jp)

実際は、舞台鑑賞に行きました。


ポカラの会のひとり芝居+ピアノ伴奏「六千人の命のビザ」。

杉原千畝の妻のお芝居でした。


主に、リトアニアのカウナス領事館にユダヤ難民がたくさん来られたときのお話を、杉原千畝の妻の視点から、ひとり芝居をされるものです。


お芝居もピアノも素晴らしかったですが、私自身が憲法劇に出てすぐだったこともあり、演技に注目してしまいます。


ひとりで芝居をしておられても、まるでそこに子どもやユダヤ難民の方々がいるように見えました。やはりプロは違いますね。


昨今の国際情勢の中、憲法記念日での観劇だったこともあり、考えさせられました。

「自由の本当の意味は、自由を否定された人にしか分からない。」という言葉が重く響きました。


世界が平和でありますように。


富永


地域の未来牽引企業


  きのうは福岡県中小企業家同友会の第60回総会。久留米の翠香園ホテルで。庭の緑が美しく、ヤマボウシがきれいに咲いていた。

さいきん、支部の同友会活動には参加できていない。が、顧問をおひきうけしている上、総務財政室や規定見直しプロジェクトに関与している。それらの関係で、総会で議事が無事に承認が得られるかどうか気になり、参加した。

というわけで主眼ではなかったのだが、基調講演に感動した。広島同友会、(株)EVENTOSの川中英承社長による「同友会理念で地域に希望と未来を」。川中社長のお話は2015年につづいて2回目。1回目も感動したけれども、今回はより感動した。

(株)EVENTOSは基本的にはケータリング、レストラン経営、そこから食にこだわり、畑作りまでしてしまう会社だった。女性社員が多数を占める職場も働きがいがあり、安心して働けるとして、みな輝いている。未来予想図も文字どおり楽しいイラストになっている。ここまでが1回目の話。

今回は、コロナ禍を経ている。事業ごとに売上減95%、100%・・など厳しい数字が続く。よく持ちこたえているものだとため息がでる。

そうしたなか、正直に経営状況を社員と共有した。すると、社員さんからは安堵の声がでたとか。みなもういつ倒産するのかと心配していたところ、意外とあと2年くらいはもちそうだということが分かったから。

そこからは決意もあらたに再出発。底力のある企業は違う。

なかでも、驚いたのは、倒産状態にある温泉街の復活請負。首長から依頼を受けて再建に取り組む。そして地域の未来牽引企業として表彰されるまでに。

同友会は、企業づくり、同友会づくりとともに、地域づくりを3本柱の1つとして掲げている。コロナ禍という厳しい環境下、その理念に見事に応えた報告だった。

わが事務所も地域に根ざして活動をしてきた。しかし最近、それでよしとするところがあった。でもそれだけでは足りない。今後は地域の未来を牽引していかなければならない。そのように決意をあらたにさせられた。

2022年5月11日水曜日

残雪の槍ヶ岳(2)

 




 槍沢ヒュッテについたのは昼すぎ。ちょっと前から雨になっていた。あとから続々と登山者が到着する。みな凍えそうな表情だ。早出早着計画でよかった。

翌朝は快晴。槍沢をつめていった。左手は梓川が水量おおくゴウゴウ鳴っている。ヒュッテをでるとまもなくから、西岳や赤沢山の稜線からくだってくる雪渓をつぎつぎとトラバースしていく。槍沢からはいっとき槍の穂先が見えるが、残念ながら木々がじゃまをしている。

キャンプ場のあるババ平から先は槍沢上部の雪渓地帯。春を迎え、あちこちヒビが入り、崩れそうで怖い。大曲を曲がると、槍沢の水流は雪渓の下に隠れてしまう。そこからは槍に向かってひたすら雪渓を登る。白馬の大雪渓を2、3つ登るかんじだ。

左から大喰岳の稜線が、右から東鎌尾根の稜線が迫り、谷がどんどん細くなっていく。グリーンバンドという氷河地形のあるところをすぎると、くっきりと槍の穂先が見える。

そこらあたりからスラブといって雪崩のあとがあちこちにある。残雪期だからといって、雪崩が起きない保証はない。昨夜は稜線部で30センチの積雪があったと誰かが言っていた。

穂先が見えてからも長い。アイゼンとピッケルを確実に操作しなければならない。雪はしまっていて、よいコンディションだ。

ただし単調ではない。踏み抜きといって、雪が薄くなったところで、膝ぐらいまで埋まってしまう。ときには大腿のつけねまで埋まってしまって、行動不能になった人もいた。

岩や砂礫が露出しているところもある。後ろを振り返ると怖いので振り返らない。途中で休憩する回数が増える。中途半端なところで休憩すると、転げ落ちそうだ。

なんとか稜線に達することができた。振り返ると、手前に蝶が岳から常念岳の稜線。後ろに浅間山、八ヶ岳、富士山(写真を拡大すると、中央にちょこんと見える。)、南アルプス、中央アルプス。そして前穂高岳などの山々が美しい。

北に目を転ずると、西鎌尾根の先に、黒部五郎、双六、薬師岳、水晶岳、立山、白馬など黒部源流の山々が残雪に輝いていた。

当初の計画では、槍ヶ岳に登り、肩の小屋に一泊して、翌日、下山する計画だった。しかし天気予報によると、翌々日は朝からマイナス4度、風速15メートル、霧という天気予報だった。風速1メートルにつき体感温度は1度下がる。あすは体感温度マイナス19度となるということだ。そこで槍ヶ岳山荘には泊まらず、槍沢ヒュッテに戻ることにした。

登り5時間30分、くだり3時間30分、合計9時間のコースタイムだ。体力的に歩けるかどうか心配したけれども、明日くだるよりはマシだろう。バテバテだったが、なんとかくだりきることができた。大満足の山行だった。

2022年5月9日月曜日

残雪の槍ヶ岳(1)

 

 連休は北アルプス・残雪の槍ヶ岳へ。

当初計画では名古屋で前泊する予定だった。天気予報によると、翌日は昼から雨。それなりの雨量が予想された。名古屋前泊だと上高地着が昼ころになり、槍沢まで5時間の歩きがすべて雨に濡れることになる。そこで、仕事をはやく切り上げ、松本まで足をのばして前泊することとにした。

ホテルでチェックインしていると、他の客が上高地へ行く道の土砂崩れ閉鎖はどうなったか訊いていた。翌朝のバスをウェブで予約したばかりだったので、上高地までバスが走るものと思っていたので驚いた。数日前の大雨で不通になっているらしい。

翌朝5時30分の始発バスに乗った。この5時に道路閉鎖は解除されたらしい。上高地には帝国ホテルがある。帝国ホテルの威光により夜通し突貫工事が行われたにちがいない。と誰かが冗談を言っていた。

7時、上高地に着いた。上高地は連休まで冬山ということで閉鎖されている。オープンするのは連休直前である。そのせいか、土砂崩れの影響か、時間が早いせいか、静かな上高地だった。

雲が忙しく往来し、穗高の山々を覆っては晴れていった。河童橋の手前で、ちょうど晴れた。河童橋に達するとガスがかかってしまった。大雨の影響か、梓川の水量も多い。それでもさすが澄んでいる。エメラルドグリーンに輝いている。

河童橋から5分ほど進むと小梨平というキャンプ場がある。そこでガスが晴れた。梓川越しに岳沢、そして奥穗高岳が美しく見えた。とてもきれいだ。上高地の語源は神降地だという。たしかにそうかもしれない。視覚だけでなく、コマドリなどの野鳥が鳴き交わし聴覚的にも心地がいい。

このような絶景に出会うことができたのも、松本まで足をのばして前泊することができたおかげだ。名古屋泊のままであれば、上高地から雨が降っていただろう。山で絶景に出会うには天気と上手につきあうことが大切だ。

2022年5月4日水曜日

目指せ!印象派弁護士!?

 


佐賀県立美術館での「ヨーロッパの400年-珠玉の東京富士美術館コレクション」を観に行きました。


写真はモネの「睡蓮」。1908年のものです。

印象派を代表する画家ですね。

印象派の絵画も多く展示してありましたが、解説をみると、多くの画家が「モネの影響を受けた」とあります。すごい影響力ですね。


印象派の絵画に対して、裁判所での弁護士の活動は、「写実主義」的です。


例えば、

弁護士「犯人は包丁をどのように持っていましたか。」

証人「こうです。」

弁護士「あなたは、今、模擬の包丁の柄の部分を右手で、いわゆる順手、刃の部分が親指と人差し指側にくるようにして、胸の前でかまえ、刃の部分を水平に、切っ先を前に向け、刃が左、背が右にくるようにして持たれていますが、犯人はそのように包丁を持っていたということですか。」

証人「はい。」


という感じです。すべて言語化する。なぜなら、判決ではすべて言葉で事実認定しなければならないからです。


証人「犯人は包丁をがっともって、ばっとかまえて、ぐわっと立っていました。」

みたいなやりとりでは、聞いていても分かりませんよね。

二義を許さない。


訴状や準備書面もそう。判決での事実認定に必要な事実は、二義を許さないように文章で書きます。

でも、文章って左脳で処理するから、写実主義的に書かれた文章を読んでも、イメージが持ちづらいものです。


そこで、私はよく書面に証拠の写真や図を引用します。判決を書くのは文章ですが、書くのは裁判官ですから、まずは裁判官にイメージを持ってもらうことが重要だからです。


刑事事件の量刑傾向をグラフにして保釈請求書や控訴趣意書に引用したりもしています。かなり先進的な取組みであると勝手に自負しています。


法律要件の判断に必要な事実をブロックにして整理したもの(ブロック・ダイアグラム)を添付して出したこともあります。

これは、マチ弁から最高裁判事になられた山浦善樹先生の影響です。著書『お気の毒な弁護士』の中で、そのように書いておられました。

山浦先生は、準備書面に自分で絵を書いて説明されたこともあるのだとか。適切な事案があれば、私もぜひやってみたいものです。


裁判所での弁護士活動は、求める判決に向けて裁判官を説得するためのプレゼンテーションですから、裁判官により具体的なイメージを持ってもらえるような工夫を、今後も続けていきたいところです。

目指せ!印象派弁護士!?


えっ、このブログは文字ばっかりで分かりにくいって?すみません・・・。


富永


2022年5月3日火曜日

憲法(ノリノリ)記念日の暇つぶし

 

憲法記念日ですね。


普通の弁護士ならば、それっぽい、なにかいいことをいうのかもしれませんが、

憲法を「ノリノリ」と読むような天邪鬼な弁護士ですから、普通のブログは書きません。

ちくし法律事務所ブログ: 「憲法」と書いて●●と読む (chikushi-lo.jp)


憲法の前文から、食べられそうなものを探す、という暇つぶしをすることにしました。

では、どうぞ。


 にほんこくみんは、せいと「うに」せんきょされ「たこ」っ「かい」におけるだいひょ「うし」ゃをつうじてこうど「うし」、われらとわれらの「しそ」んのために、しょこくみんとのきょうわによるせ「いか」と、わがくにぜんどにわたってじゆうのもたらすけいたくをかくほし、せい「ふ」のこういによってふたたびせんそうのさんかがおこることのないやうにすることをけついし、ここにしゅけんがこくみんにそんすることをせんげんし、このけんぽうをかくていする。そもそもこくせいは、こくみんのげんしゅく「なし」んたくによるものであって、そのけんいはこくみんにゆらいし、そのけんりょくはこくみんのだいひょうしゃがこれをこ「うし」し、その「ふ」「くり」はこくみんがこれをきょうじゅする。これはじんるい「ふ」へんのげんりであり、このけんぽうは、かかるげんりにもとづくものである。われらは、これにはんするいっさいのけんぽう、ほうれい、しょうちょくをはいじょする。

 にほんこくみんは、こうきゅうのへいわをねんがんし、にんげんそうごのかんけいをしはいするすうこうなりそうを「ふ」かくじかくするのであって、へいわを「あいす」るしょこくみんのこうせいとしんぎをしんらいして、われらのあんぜんとせいぞんをほじしようとけついした。われらは、へいわをいじし、せんせいとれいじゅう、あっぱくとへんきょうをちじょうからえいえんにじょきょしようとつとめてゐるこくさいしゃ「かい」において、めいよあるちいをしめ「たい」とおも「ふ」。われらは、ぜんせ「かい」のこくみんが、ひとしくきょう「ふ」とけつぼうからまぬがれ、へいわのうちにせいぞんするけんりをゆうすることを「かくに」んする。

 われらは、いづれのこっかも、じこくのことのみにせんねんしてたこくをむ「しし」てはならないのであって、せいじどうとくのほうそくは、「ふ」へんてきなものであり、このほうそくにしたが「ふ」ことは、じこくのしゅけんをいじし、「たこ」くと「たい」とうかんけいにたたうとするかっこくのせきむであるとしんずる。

 にほんこくみんは、こっかのめいよにかけ、ぜんりょくをあげてこのすうこうなりそうともくてきをたっせいすることをちか「ふ」。


海鮮と牛肉、お麩が多めですね。一度だけ出てくる「角煮」とデザートの「アイス」が楽しみです。

あ~、お腹いっぱい。


富永

2022年5月2日月曜日

ひまわり一座の憲法劇「○○○(マルサン)商店街で選挙だってよ!?」公演を終えて

 


5月1日、ひまわり一座の憲法劇「○○○(マルサン)商店街で選挙だってよ!?」の公演が無事に終わりました。


今年夏の参議院選挙を前に、選挙がテーマのお話。脚本を弁護士の星野圭先生、演出をFOURTEEN PLUS14+(フォーティーンプラス)の中嶋さとさんが担当されました。


当事務所からも、焼き鳥屋の若大将・勝男役としてM先生、肉屋のサナエ役としてS先生、「子分C」として私が出演しました。


200名近くの方々にご来場いただき、とても楽しい舞台でした。

他事務所の弁護士の先生方や当事務所の事務局の皆さんにも来ていただきました。ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。


一夜明け、さっそく皆さまから感想をいただき、大変好評でした。

他事務所の弁護士の先生からは、「M先生が俳優のようだった」とお褒めの言葉をいただきました。


そのほか、私については、

「富永先生、あんなに大きな声が出せるのですね」

「法廷より声が出ていました」

「S先生、M先生の域に達するには相当修行が必要だね」

など、おおむね好評!?をいただきました笑


「九条を変えるのではなく、世界の国へ九条の理念を広めることが、本当の平和をつくる道ではないでしょうか。」

私の劇中の最後のセリフですが、昨今の国際情勢の中、改めて大切にしていきたいところです。でも、「子分C」のセリフとは思えないですよね笑。


「弁護士」もできる「役者」を目指して、これからも頑張ります!えっ、違う!?


富永