きのうは福岡県中小企業家同友会の第60回総会。久留米の翠香園ホテルで。庭の緑が美しく、ヤマボウシがきれいに咲いていた。
さいきん、支部の同友会活動には参加できていない。が、顧問をおひきうけしている上、総務財政室や規定見直しプロジェクトに関与している。それらの関係で、総会で議事が無事に承認が得られるかどうか気になり、参加した。
というわけで主眼ではなかったのだが、基調講演に感動した。広島同友会、(株)EVENTOSの川中英承社長による「同友会理念で地域に希望と未来を」。川中社長のお話は2015年につづいて2回目。1回目も感動したけれども、今回はより感動した。
(株)EVENTOSは基本的にはケータリング、レストラン経営、そこから食にこだわり、畑作りまでしてしまう会社だった。女性社員が多数を占める職場も働きがいがあり、安心して働けるとして、みな輝いている。未来予想図も文字どおり楽しいイラストになっている。ここまでが1回目の話。
今回は、コロナ禍を経ている。事業ごとに売上減95%、100%・・など厳しい数字が続く。よく持ちこたえているものだとため息がでる。
そうしたなか、正直に経営状況を社員と共有した。すると、社員さんからは安堵の声がでたとか。みなもういつ倒産するのかと心配していたところ、意外とあと2年くらいはもちそうだということが分かったから。
そこからは決意もあらたに再出発。底力のある企業は違う。
なかでも、驚いたのは、倒産状態にある温泉街の復活請負。首長から依頼を受けて再建に取り組む。そして地域の未来牽引企業として表彰されるまでに。
同友会は、企業づくり、同友会づくりとともに、地域づくりを3本柱の1つとして掲げている。コロナ禍という厳しい環境下、その理念に見事に応えた報告だった。
わが事務所も地域に根ざして活動をしてきた。しかし最近、それでよしとするところがあった。でもそれだけでは足りない。今後は地域の未来を牽引していかなければならない。そのように決意をあらたにさせられた。
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