(高館から北上川を望む。左手から衣川が注ぐ)
(高館・義経堂。義経最後の場所という)
『鎌倉殿の13人』、色々な議論を呼びつつ、半分が終了。
いままでは源平合戦のイメージととらえることが多かった鎌倉時代のはじまり。ドラマによって、源氏の内部は内部で権力闘争がうずまき、北条氏がそれに勝ち残ったことがよく分かった。
鎌倉殿が前半の主人公のひとりであるところ、終始冷徹な政治家というふうでもなく、時代のうねりが頼朝に非情さを強いていくという展開。三谷幸喜作品ということもありましょう。
小栗旬の北条義時もまたおなじ。ほんとうのところ、そうだったんだろうなという気もしてきた。
歴史をレトロに振り返って整理しているのであたりまえだが、役者の決め台詞がいちいち未来を見通しているかのよう。義時は義経に奥州には行かないようアドバイスするし、頼朝は義時に奥州藤原氏の兄弟仲の悪さにつけ込むよう指示するし。できすぎではなかろうか。
ま、1時間のなかで視聴者をひきつけて離さないドラマをつくりあげなければならないので、時の流れるままにというわけにもいかないのだろうね。
歴史を学ぶというより、日本の歴史に取材したシェークスピア劇として楽しむのが正解なのかもしれない。
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