2010年12月28日火曜日
健康な新年を
「ノルウェイの森」はいいとして
「異界と往来する者たち」とか「レイコ(霊子)さん」とかいう
話題は法律事務所のブログとしてどうなの?
そのような声も聞こえてきそうですので
なんとか説明をつけて、本年の結びとさせていただきます。
憲法は、生命・自由及び幸福追求権(13条)や
健康で文化的な最低限度の生活を営む権利(25条)
を保障しています。
ここで「健康」とは、どんな状態をいうのでしょうか?
WHO(世界保健機関)の定義があります。
WHOは国連の専門機関で
日本の厚生労働省にあたる国際的な行政機関です。
WHOは健康について
「完全な肉体的、精神的及び社会的福祉の状態であり
単に疾病又は病弱の存在しないことではない。」
と定義してきました。
最近、その定義の改正が議論されています
その案はつぎのとおり。
「完全な肉体的、精神的、霊的及び社会的福祉の動的な状態であり
単に疾病又は病弱の存在しないことではない。」
"Health is a dynamic state of complete physical,
mental, spiritual and social well-being and
not merely the absence of disease or infirmity."
このような議論の背景について、厚生労働省は
「健康の確保において生きている意味・生きがいなどの追求が重要
との立場から提起されたもの」と説明しています。
http://www1.mhlw.go.jp/houdou/1103/h0319-1_6.html
われわれが、生命、自由及び幸福追求権(13条)や
健康で文化的な最低限度の生活を営む権利(25条)
を追求するにあたり、これまでのような健康の理解では
グローバル・スタンダードに照らし、狭すぎるということです。
これからは、よりひろく霊的に、しかもダイナミックに健康を確保し
生きている意味・生きがいなどをもっと追求していきましょう
ということでしょう。
肉体的、精神的な健康を維持するのさえ困難な情況ではありますが
そんなことを念頭におきつつ
スピリチュアルな話題にも挑戦してみました。あしからず。
さてみなさま、今年6月から半年間、当ブログにおつきあい
いただき、まことにありがとうございました。
ちくし法律事務所は、あす29日から1月5日まで
新年のお休みをいただきます。
その間、当ブログもお休みをいただきます。
よろしくお願いします。
というわけで、すこし早いですが
きょうの写真は「行く年来る年」でよく放映される
日本最古の梵鐘のひとつ、観世音寺の梵鐘です。
みなさまの煩悩の数だけクリックしてみてください。
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