I弁護士のダンナの話を覚えておいでだろうか?
「3人とも不幸になった話」の,あの足が短いAくん。
といっても,覚えてないでしょうから,
当ブログの2013年6月21日の記事をご覧ください。
http://blog.chikushi-lo.jp/2013/06/blog-post_21.html
Aくんとぼくは誕生日が近い。
ともに8月上旬である。
かれの誕生日にメッセージを送った。
会長,誕生日おめでとうございます,と。
かれは返してきた。
会長は先生のほうでしょ,と。
ぼくもここはゆずれない。
いやいや,ぼくは事務局長だから。
この問題に決着をつけるために
まず会の歴史をふりかえっておきたい。
むかしある飲み会があった。I弁護士が酔っぱらってしまい,
ぼくがI弁護士の自宅マンションまでタクシーで送ることになった。
I弁護士は後部座席の窓を全開にし,「うっ,気持ち悪っ」
などといいながら,ずっと窓から首を出していた。
おりしも真冬である。車内にはぴゅーぴゅー寒風がふきすさんだ。
タクシーの運転主さんはもちろん,にがりきっている。
マンション前に着くと,寒空のもと
Aくんがガタガタふるえながら待っていた。
先輩弁護士に送ってもらったといって
とても恐縮していた。
ぼくも被害者だったが
Aくんを見たとたん,そんな小さな気持ちもふっとんだ。
Aくんはこれが日常なんだ。たまにタクシーで送って
寒いおもいをするぐらい,なにほどのこともない,と。
それ以来,ぼくとAくんは心の友だちである。
ふたりの関係はいつしか,被害者の会へと発展していった。
ぼくもAくんも,この被害者の会の構成員であることに争いない。
しかし,会長の座をめぐっては先にみたとおり争いがある。
ぜったいに会長にだけはなりたくないという
逆権力闘争,いわば権力逃走である。
会長の座はどうやって決めるのか?規約が存在しないため
いつもAくんとどうどうめぐりの議論になってしまう。
1対1である。
多数決で決められない。
しかし,Aくんは役場に例の届を出している。
これは世間様に対して,被害者代表と宣言しているようなものだ。
ここから,会長はAくん以外に考えられない。
ぼくが先輩であるがゆえに,Aくんが遠慮しているにすぎないのである。
なお,この会の名称をめぐっても争いがある。
ぼくらの理解では「I弁護士の被害者の会」。
ところが,I弁護士はただひとり
「I弁護士を支える会」でしょ,と言いはってゆずらない。
この点は,先の成り立ちからしてあきらかだと思うのだが
みなさんは,どう思います?
なお,8月上旬生まれの人間は被害者になりやすい。
これは疫学的事実だ。
8月上旬生まれのあなた
被害に遭わないよう気をつけてね。
0 件のコメント:
コメントを投稿