2013年6月21日金曜日

3人とも不幸になった話






ふつうの人間の幸せは
相対的なもの。

他人の幸せとの比べつつ
自分の幸せをはかってしまいがち。

「他人の不幸は蜜の味」
「隣の芝生は青い」などなど。

他人が不幸になると,自分は
多少なりとも幸せになるんですね~。

でも,これはなんと
関係者全員が不幸になった珍しい話。



昼休み,弁護士4人で
食事に向かっていました。

ある発見をしたらしく,I弁護士が
「浦田先生,足が長いですね。」と,言いました。

自分では普通だと思っていたので
ちょっとビックリ。

「足の長さがウリではないですから。」
と,とりあえず受けました。

さらにI弁護士が言うことには
「うちのダンナと比べて,長い。」

個人情報保護の観点から
うちのダンナを仮にAくんとしましょう。

Aくんはテニスやサッカー
などが好きなスポーツマン。

スポーツマンであるからには
足も長いにきまっています。

そこまで言われれば,否やはなく
すこし幸せな気分になったのでした。


数日後,また弁護士4人で
昼食に向かっていました。

I弁護士いわく。
「うちのダンナに訊いてみました。

うちのダンナは足が短い
って,自分で言っていました。

先生の足が長いんじゃなく
うちのダンナの足が短かかったんですね~。」

「うぐっ。」
(やはりそんなことか。)


かくてI弁護士のいたらぬ発見によって,夫婦が
不幸せな気分になったことは推測にかたくありません。

でも,一度浮き上がったボクの気分も
やはり不幸せになったのでした。(とほほ。)


※かくて主筆の座は森君に委譲しましたが
ときどきおジャマさせていただく予定です。

0 件のコメント:

コメントを投稿