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2022年6月16日木曜日

人生における引越-幸せを求めて


(花言葉:移り気)

 九州国立博物館でおこなわれていた「北斎展」が終了した。北斎は天才肌だと思っていたけれども、90歳まで生き、最後まで努力の人であったことに感銘を受けた。有名な「神奈川沖裏波」の画もパッと描けたわけではなく、それに至る数々の挑戦があったことが分かった。

北斎は他方ですごい引越魔だったらしい。人生で93回、ひどいときは1日に3回も引越をおこなったという。海外でいえば、ベートーベンも引越魔だったらしい。かれらは天才というギフトと引き換えに、環境にうまく馴染めない、あるいは、世俗的な忍耐力に乏しいという性格でもあったのかもしれない。平々凡々な人生のほうがよいような気がするのは、わが凡人の凡人たるゆえんか。

日本弁護士連合会の月間誌『自由と正義』に、中原阿里弁護士が「幸せって何だろう?」という文書を書いている。同弁護士の経歴がすごい(女性の年齢を書いてよいものか迷うが、ネット情報によると50歳)。

大学卒業後、社長秘書から給食調理員まで様々な職を経験。中でも5年間、大学の医療事務職を勤めた。そこで社会的支援の重要さを思い知り、法知識ゼロからロースクールをめざし弁護士に(このとき40歳)。

弁護士になって、改めて「幸せとは何か」を問い直し、ウェルビーイングという言葉に出会う。それは肉体的、精神的、社会的に充たされた状態をいう。

心の幸せを理解したいと思い、臨床心理学、発達心理学、行動経済学、ポジティブ心理学など多様な学びに猛進し、そこからさらにコーチングを学んだ。

コーチングの手法は、傾聴、承認、そして質問。離婚紛争で夫の悪いところに焦点化されていた依頼人の関心を「質問」によって未来へ向け、本当の解決へ向けた回答を引き出すことができたという。

コーチングの魔法は弁護士のウェルビーイングにも効く。「弁護士は感情労働でもあり、依頼者対応や重圧のストレスは侮れず、私自身、心が疲弊しきった時期があります。コーチングを学んでからは聴く疲れが激減し、当事者の負の感情に巻き込まれにくくなりました。私自身を悩ませていた過度な不安癖も手放せるようになりました。一言でいうなら、生きやすくなったのです。」

自身も認めているように、このような転職や関心のありどころの頻繁な変化(いわば人生目標の度重なる引越)には、過度な不安癖も一役かっているだろう。しかしたかだか30年弱の人生でこれほど多様な挑戦をつづけてきたというのもすごい。尊敬します。

2013年3月15日金曜日

森くん,電話してるってよ。





福岡はきのう,ソメイヨシノの開花宣言。
裁判所裏の並木でははや満開の樹が。

花言葉は,精神美,優れた美人,優美な女性
あなたに微笑む,純潔など。


わが事務所には年に数人,司法修習生や
ロースクール生が弁護実務の研修にやってくる。

いまはT弁護士のところに1人
男性修習生Yくんが。

いまどきの若者にめずらしく,なかなか臆せぬ性格で
毎日,T弁護士らと言語バトルをくりひろげている。



T:森くん(Yくんの言い間違い),あれどうなったかね?
Y:…(沈黙)。

T:おい!
Y:はい。

T:ひとが訊きよるやろが。
Y:あっ,森先生に電話しているのかと思ってました。

(どっと笑)
これは,ありえん。

Yくんの席はT弁護士の隣で,その向こうは壁である。
T弁護士がしゃべればYくん宛と考えるのが普通な状況。

T弁護士は受話器をもっていないし
森弁護士は階がちがう。

あきらかに,T弁護士の言い間違いにかこつけて
すっとぼけたものである。


さいきんの若者にきょうつうする特徴で
ことわざなど知らないことがおおい。

I弁護士なぞ,じぶんが恥をかきそうになると
Yくんに話題をふって,逃げ場にしているくらいだ。


I: 「面目躍如」
 って,知ってる?

Y: お役で,ご免ということ…?。
I: ちがうでしょ(笑)。

I: 「辛酸をなめる」
 って,知ってる?

Y: それなら知ってます。財産関係のことですよね?
I: ちがいます(笑)。

I: じゃ,財産関係で,「恒産なければ恒心なし」
 って,知ってる?

Y: 降参です…。
みな: あはは。

※らいしゅうは,出張,春分の日やら健康診断やらで
木曜日までお休みさせていただきます。

2011年8月29日月曜日

 九州大学法科大学院エクスターンシップ



 先週から九州大学法科大学院(ロースクール)の大学院生が
 エクスターンシップで当事務所に研修に来られています。

 エクスターンシップというのは、ロースクールにおける座学
 だけでなく、法律事務所で実務を学習・体験するというものです。

 先週来られたO君は社会人経験があり
 なかなか頭も切れるし人格者でした。

 毎日、その日に学んだことをレポートしてくれるのですが
 その中には、事案の概要や対処だけでなく、寸評もあります。

 なるほど、私のアドバイスはそういう意味もあったのかと
 逆に気づかされ、こちらが勉強になります。

 講義形式にないOJT(On the Job Training)の醍醐味は
 そういうところにあるのかなとも思います。

 法律家の卵である司法修習生をお預かりするのとは異なる
 緊張感があります。

 司法修習生の場合は、司法試験には合格しているので
 実務家としての練習みたいなものです。

 エクスターンの場合は、1年後、あるいは2年後の司法試験
 合格に向けて勉強中ですから、その刺激と励みになればと思います。
 
 彼が司法試験に合格って、一緒に仕事ができる日が早くくることを
 心から祈っています。
 

2011年2月19日土曜日

 休日のちくし法律事務所



 ちくし法律事務所は1階から3階まであり
 1階と2階が執務スペースと相談室
 3階は会議室と書庫になっています。

 弁護士8人と事務局11人の19人体制なので
 各階弁護士4人、事務局5~6人の配置。

 写真は1階の執務スペース
 手前が事務局、奥が弁護士の執務スペースです。

 よくテレビドラマなどででてくる法律事務所とは
 イメージがちょっと違うと思います。

 むかしながらの法律事務所はいまも少なくありませんが
 執務上の機能性と事務所の結束を重視したレイアウトにしています。

 写真のさらに右側に相談室が3つ(2階は4つ)
 待合室が1つあります。

 現在の弁護士の配置は
 1階が浦田、迫田、田中、井上
 2階が稲村、吉野、徳田、落合となっています。

 いまはプラスして1階に司法修習生
 2階にロースクール生が来られています。

 3階の会議室では当事務所の事務所会議、弁護士会議のほか
 士業交流会、有明訴訟など弁護団会議や顧問先の研修などを開催。

 地域の催しや学習会などで会議室がご入り用のときは
 お声かけください。

 休日、事務所は閉めていますが
 何人かの弁護士は執務していることがほとんど。
 
 事務所ではなくとも会議やイベントに出ていることも
 少なくありません。

 ウイークデーは電話がほぼ鳴りっぱなしですが
 休日はときどき留守番電話が応接するぐらいで静かです。

 いつもわれわれを完璧にサポート、バックアップしてくれている
 事務局がいないと心許ないオフィスです。

 BGMは有線で、いまはビーズのオルゴール曲が流れています。
 う~ん、ちょっと曲名を思い出せません。

 休日に電話されて留守電が応接したときは
 写真のような状態とご容赦ください。

 屋上は、晴さんの強い希望で焼き肉パーティくらいはできる
 ようになっていますが、いまだ実現していません。

 これから花見の季節
 ぜひとも実現したいものです。