2021年9月14日火曜日

見えない世界を信じる


  朝夕自宅との往復に西鉄電車を利用している。裁判所との行き来にはさらに地下鉄を利用することになる。最近、美人が増えたような気がする。

もちろんマスクの効果による。むかしから「夜目遠目笠の内」というけれども、さらにマスクの内というわけだ。

人間は見えない部分について、善解する傾向があるのだ。善解とは法律家用語で、文章の意味がとりにくいときに、ま、たぶんこのように主張しているのであろうと良い方向で解釈することである。

マスク着用前の状況を知っているので、マスクをしている人たちのうち美人の割合がこんなには多いはずはないと頭では理解しているけれども、感覚的にはみんな美人に見えてしまう。

このところネットフリックスで毎日『スタートレック・ボイジャー』を観ている。もうすぐシーズン4が終わるので、すでに100話ちかく観たことになる。

宇宙の旅というのも、見知らぬ宇宙についてどこまで夢とロマンをもてるかにかかっているだろう。お金ばかりかかって、命を危険にさらして、空気はないし、石と放射能しかないとか思えば、宇宙に行く気は失せるだろう。

生きるうえで見えない部分について善解することができるのも、ある種の能力ではあるまいか。ポジティブに生きるなどというのも、いまだ知られぬ未来予想図について善解しているということだろう。

なかなか先がよく見えない世の中になってしまったが、できるかぎり善解釈してポジティブに生きることに全集中したい。

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