ラベル 宇宙 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 宇宙 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2021年9月14日火曜日

見えない世界を信じる


  朝夕自宅との往復に西鉄電車を利用している。裁判所との行き来にはさらに地下鉄を利用することになる。最近、美人が増えたような気がする。

もちろんマスクの効果による。むかしから「夜目遠目笠の内」というけれども、さらにマスクの内というわけだ。

人間は見えない部分について、善解する傾向があるのだ。善解とは法律家用語で、文章の意味がとりにくいときに、ま、たぶんこのように主張しているのであろうと良い方向で解釈することである。

マスク着用前の状況を知っているので、マスクをしている人たちのうち美人の割合がこんなには多いはずはないと頭では理解しているけれども、感覚的にはみんな美人に見えてしまう。

このところネットフリックスで毎日『スタートレック・ボイジャー』を観ている。もうすぐシーズン4が終わるので、すでに100話ちかく観たことになる。

宇宙の旅というのも、見知らぬ宇宙についてどこまで夢とロマンをもてるかにかかっているだろう。お金ばかりかかって、命を危険にさらして、空気はないし、石と放射能しかないとか思えば、宇宙に行く気は失せるだろう。

生きるうえで見えない部分について善解することができるのも、ある種の能力ではあるまいか。ポジティブに生きるなどというのも、いまだ知られぬ未来予想図について善解しているということだろう。

なかなか先がよく見えない世の中になってしまったが、できるかぎり善解釈してポジティブに生きることに全集中したい。

2021年7月28日水曜日

立石寺ー宇宙の閑かさ

 

 山形領に立石寺といふ山寺あり。慈覚大師の開基にして、殊に静閑の地なり。一見すべきよし、人々の勧むるによりて、尾花沢よりとつて返し、その間七里ばかりなり。日いまだ暮れず。麓の坊に宿借り置きて、山上の堂に登る。岩に巌を重ねて山とし、松柏年旧り、土石老いて苔滑らかに、岩上の院々扉を閉ぢて物の音聞こえず。岸を巡り、岩を這ひて、仏閣を拝し、佳景寂寞として心澄みゆくのみおぼゆ。

 閑かさや岩にしみ入る蝉の声

大石田駅から山形新幹線で山形に向かいます。途中には、さくらんぼ東根駅や天童駅があります。ちかくのスーパーでさくらんぼを買うと、さくらんぼ東根でつくられたものに出会います。天童駅はあの演歌歌手の出身地なのでしょう。

山形からは、仙山線で5駅行くと山寺駅に着きます(仙台からだと15駅目です。)。駅からすぐ正面に山と絶壁が見え、立石寺の院々が山のあちこちにはりついています。

3度行きましたが、いちばんは雪の立石寺です。すばらしい景色でした。蝉の声は聞こえませんが、一見を勧めます。

慈覚大師は、瑞巌寺のところででてきました。最澄の弟子、延暦寺をもり立てた人で、東北各地の寺を創建したといわれています。

閑かさは、長谷川櫂さんにしたがい、宇宙の閑かさと解します。そうしないと、蝉が啼いているのになぜ閑かなのか分からないからです。ミンミンゼミやヒグラシなら別ですが。

宇宙が閑かで心が澄みやすらぐのは、自然と一体であることをよしとする老荘思想のおかげでしょう。西欧の哲学者のように、宇宙の閑かさに神の不在を感じるようだと、戦慄するしかありませんから。

2021年4月30日金曜日

須賀川(1) 宇宙との交流

 

異世界みちのくに入り、芭蕉一行は須賀川の駅(宿場)に到着しました。300年後に私も芭蕉の足跡を慕い、東北本線・須賀川駅(ステーション)に到着しました。

街中に入るや、宇宙怪獣エレキングがあらわれました。キャー逃げろー。そこへウルトラセブンがあらわれ、怪獣を退治してくれました。パチパチ。

みちのくが異世界、異宇宙といっても、これは行き過ぎでしょう。ほんとうのことでしょうか。そういぶかりながら科学特捜隊がふきんを捜査していると、いくつかの事実が判明しました。

なんと須賀川は、ウルトラ一族が住んでいる「M78星雲 光の国」と姉妹都市なのだそうです。なぜそうなのか。どうも須賀川は円谷英二氏のふるさとらしい。

さらに須賀川には「すかがわ市M78光の町」という異次元の町が存在し、住民登録でき、住民票も発行されるらしい。あなたもぜひ登録してください。須賀川駅は宇宙ステーションでもあったのです。

芭蕉の風雅を求めてきた旅人にはびっくりな世界、芭蕉が求めた宇宙とは別の宇宙ですが、これもまた不易流行でしょう。

2021年4月28日水曜日

みちのく入り、異世界の初め

(阿武隈川支流・釈迦堂川) 


ともかくも、とかくして白河の関を越え行く。ついにあこがれの未知の国、みちのくへ。いままでとは異なる宇宙と世界が広がっています。

阿武隈川。大きな熊に遇うからあふくま川なのだとか。那須岳の北・旭岳に発して白河に下り、福島県中通りを北上して宮城の海に流れ行きます。東北の大河はなぜみな北上するのでしょう。北へのあこがれをかきたてます。芭蕉一行もこの流れに沿って北行します。

左に会津根高し。会津根は会津磐梯山、1816メートル。美しい姿が登りにこいよと呼びかけてきます。右に岩城・相馬・三春の庄。振り返れば、関東の常陸(茨城)・下野(栃木)の地をさかひて山が連なっています。

飛鳥が影を映すと古書に記されている影沼といふ所を行きました。けれども残念ながら、今日は空曇り、物影は映りませんでした。みちのくの初めから、不易(阿武隈川、会津根などの自然・宇宙)と流行(影沼)に出会う芭蕉なのでありました。さらにどのような異世界・宇宙との出会いが待っているのでしょうか・・。