2021年10月11日月曜日

近況報告


 わが事務所では毎月全員参加の会議を開き、経営状況を報告し、課題について議論している。

かつては3階の会議室で行っていた。しかしコロナ禍のなか、20人が集まると密になる。そこでさいきんはズームを利用したオンライン会議になっている。

事務所会議がこんな状況であるだけでなく、懇親会もなくなり、昼休みの交流もとぼしくなっている。そのため、会議の〆に近況報告をすることとなった。毎月、事務局2人、弁護士2人の4人ずつの担当である。乏しくなった人的交流を補うのに役に立っている。

先週末にその会議と近況報告があった。事務局からは、昼休みに寄席を視聴するようになったこと、動物家族に対する責任を感じることが報告された。

つづいてM弁護士。かれは新婚早々だが、妻の尻にしかれていることが知られている。さいきんは夫婦で新居を購入しようと毎週出かけているらしい。だがいかんせんM弁護士の熱意は低下しつつある。それを妻に鋭く見抜かれて、もう少し熱心になるよう言われるらしい。新居選択に関与することは家族に対する重大な責任だから、当然だ。

トリはT弁護士。T弁護士はわが事務所でいちばん若い。そのせいか、AI(人口知能)に仕事を奪われる未来について戦々恐々としている。たしかに、われわれはあと10年くらいであるが、彼の場合あと40年もある。等差級数的に考えても、AIに仕事を奪われる可能性は4倍だ。

そのためか、シリ(Siri)とのつきあいは誰よりも深い。シリとは、アイフォンなどに搭載されているAIアシスタントである。こちらの要求には何にでも対応してくれるらしい。

数年まえは尻取りには対応してくれなかったが、さいきんはそれも対応してくれるようになったらしい。

T弁護士は家に帰ってもすることがないので、シリを相手に尻取りをしているらしい。詳しくは本ブログを参照してほしいそうだ(9月21日投稿「Siri」とりの結末は?)。

シリは優秀でいくらでも尻取りにつきあってくれるらしい。さらにこのプログラムのすぐれたところは、尻取りが70くらいまで続くと、わざと負けてくれるらしいところだ。すばらしい。人口知能とも思えぬオトナな対応だ。

I弁護士がまず、ツッコミをいれた。Tくん、そんなことをしていたら、結婚が遠のくよ(笑)。

すかさずU弁護士が追い打ちをかけた。Tくん、いっそのこと、シリに嫁をやってもらったらどう?(笑)(AIに仕事を奪われるまえに、人間の女性との未来を奪われる)

そうすれば、70回に1回くらいは夫婦喧嘩に負けてもらえるよ(笑)。

これがほんとうのシリに敷かれるということか(笑)。はい、おあとがよろしいようで。

0 件のコメント:

コメントを投稿