ちくし法律事務所の有志でグループを結成して(ヴァイタリティーちくし同好会)、ウォーキングを楽しんでいる。その一貫で、太宰府路散策(第1回)を実施したことなどは前に書いた。
当事務所に新人弁護士が加入したこともあり、第2回を実施した。参加者は弁護士4人、事務局2人、その子ども2人の8人である。
まえと同じコースでは面白くない。西鉄都府楼前駅ではなく、西鉄二日市駅を出発点とした。事務所から出発するほうがよかったが、参加者がアクセスしやすい都合で西鉄二日市駅東口に集合した。
駅から北へ向かって歩く。5分ほどで客館跡に着いた。「特別史跡 大宰府跡 客館跡」と表示された碑がある(古代の都や役所をさすときは大宰府、現在の自治体や天満宮をさすときは太宰府の文字を使う。)。客館というぐらいだから、古代の迎賓館のようなものだろうか。
福岡市内、もとの裁判所があったあたりの下には鴻臚館跡が埋まっていた。外国使節の応接はまず鴻臚館、つぎに客館という流れだったのだろう。
西鉄操車場跡である。広々としている。色分けした舗装により、条坊制による東西の路の跡が分かるようになっている。西鉄の軌道があるせいで、条坊路のほうが歪んでいるように感じる。
展望台に登る。北に四王寺山・大野城、北東(牛寅)に宝満山、南に基山・基肄城を遠望することができた。
客館跡から5分ほどで朱雀大路跡。北が玄武、東が青龍、西が白虎、南が朱雀。それぞれの神獣が都を守っている。朱雀大路はすなわち大宰府の南大路である。いまは住宅がおおっていて、古代朱雀大路が存在することを想起するには相当の念力が必要だ。
朱雀大路が存在したであろうあたりを東に渡れば榎社。菅原道真の謫居跡である。小さな神社になっている。参拝。
榎社からさらに北へ歩く。わが事務所の顧問会社が点在している。新人弁護士に対し「立派な弁護士を顧問にされているという噂の会社です。」などと冗談を言いながら歩く。
現在の朱雀大通にでる。バイパスを渡ると、東から西へ御笠川が流れている。東北には宝満山。宝満山はその昔、御笠山と呼ばれていた。笠の形をしているから。御笠川は御笠山に水流を発するので御笠川なのである。
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