大宰府政庁跡でヨガを楽しむ人々
平和だ
坂本八幡宮、梅花の宴はここで?
我が岡にさ牡鹿来鳴く初萩の・・・
楝(センダン)の花
妹が見し楝の花は散りぬべし・・・
(旅人の亡妻を偲ぶ)
長屋王邸跡
奈良大宮ロータリークラブ45周年に行った際、長屋王邸跡。聖武系の皇位継承に不安が生じたなか、藤原四兄弟が長屋王家を抹殺(長屋王の変)。
戒壇院。天下三戒壇の一つ
裏に僧玄坊のさびしい墓がある。玄坊は吉備真備とともに出世したが、これを除こうとして九州・大宰府で藤原広嗣が乱を起こした。乱は失敗(この時、大宰府政庁跡は焼けてしまっている。)。しかしその後、藤原仲麻呂の台頭にともない、橘諸兄が失脚して、玄坊も観世音寺別当に左遷。
藤原氏が王族を含む他勢力を排除していった結果が藤原北家の隆盛、北家のなかでのさらなるバトル、その末裔である藤原道長の隆盛。父兼家にあっては、王族どころか花山天皇まで排除してしまう。藤原四兄弟、藤原広嗣、藤原仲麻呂の時代も似たようなものだったのだろう、当時の貴族の日記が残っていないだけで。
それに引き比べて、旅人の時代の梅花の宴や亡妻を偲ぶ歌、はたまたいまの時代に大宰府政庁跡でおこなわれているヨガ教室のなんと平和なことよ。
0 件のコメント:
コメントを投稿