2024年2月27日火曜日

太宰府路散策(第2回)(5)

 


 戒壇院で向井弁護士と富永弁護士が早退した。午後から筑紫野市生涯学習センターで無料法律相談会を予定していたからだ。

歌碑探しなどをしているうちに前回より時間がかかったようだ。後半は巻いていこう。お隣は観世音寺だ。斉明天皇の追善のため天智天皇が発願したという。

『源氏物語』「玉鬘」の段にも出てくる。紫式部が知るくらいだから、当時はそうとう大きな寺で、都まで名が届いていたのだろう。梵鐘は国宝であるし、宝蔵にはいまもおおきな観音様が何体もいらっしゃる。

観世音寺内には沙弥満誓の万葉歌碑

 しらぬひ筑紫の綿は身につけていまだは着ねど暖けく見ゆ

ずっと東へ歩いて行く。再び御笠川を越えて、川沿いに遡上すると天満宮の大駐車場にでる。御笠川にはシラサギ、アオサギ、カモたちが群れ遊んでいる。子どもたちが歓声をあげる。

天満宮の参道に入るとたくさんの人波。韓国語、台湾語がいきかっている。台湾の人に中国人ですかと尋ねると怒るというのはほんとうだろうか、都市伝説だろうか。

お茶屋で昼食。第1回ではここから鬼滅の刃の聖地、竈門神社に向かった。しかし今回は新人弁護士の案内が主であるので、国立九州博物館へ向かった。

暗く長いエスカレーターで昇っていく。子どもが不安と期待に目を輝かせている。何が待っているのか。

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