稲村弁護士の退所により大きな穴があくことは避けられない。その穴をだれが埋めるかというと、どうしても若手弁護士が成長して埋めるという議論にならざるを得ない。年長者のほうは伸びしろが少ないから(笑)。
おもえば、当職が入所したころはのんびりしていた。いまのように、先輩弁護士から手取り足取り教えてもらうこともなかった。いきなりお客さまと対面し、失敗を繰り返しながら成長させていただくことの繰り返しだった。いまとなっては笑い話ですむけれども、当時の顧客には多大なるご迷惑をおかけしてしまった。すみませぬ。
逆に、いまの若手弁護士には気の毒なところもある。たくさんの先輩からあーでもない、こーでもないとアドバイスが飛び交う。
先輩がたは親切心から言っていることは間違いない。だが、流派がちがうものだから、一見逆方向に思えるアドバイスも多い。ま、そのなかから自分にあったものを見つけて習得し、成長につなげていくしかない。
会議後は近所の居酒屋でひさびさの飲み会。困難事件、わからずやの相手方、独善的な裁判官の愚痴をいい、聞く。自分たちのなかに溜まっていた悪い成分が溶け出していく。
また新年度からはじまる新体制へ向けての期待や不安でも盛り上がる。どうなることやら。がんばるしかない。
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