2021年7月26日月曜日

飛騨山脈周回記


(神が降りた地、上高地。梓川に河童橋、穗高連峰)

  あれれ。芭蕉とともに奥羽山脈を越えていたと思ったら、連休は飛騨山脈(北アルプス)へ。

上高地を起点に、焼岳、北穗高岳独標、双六岳を周回してきました。ふだんだったらありえないコースですが、夏山トップシーズンであること、連休であること、キャパ50%としか予約を受け付けないことから、双六小屋一泊分しか山小屋の予約がとれなかったことによるものです。

ようやくウィズ・コロナの時代がはじまったのでしょう。交通機関や宿ではウィルス対策がなされ、人々もマスクや手洗いに余念がありませんでした。

天気予報は毎日猫の目のようにクルクルと変わりました。はじめはとても登れるようなものではありませんでしたが、われわれの祈りが通じたのか、どんどんよき方へ変化していきました。

上高地はさすが神が降りた地、すべてのものがキラキラと光輝いていました。

山小屋がとれなかったぶん、一方で、登りくだりが激しかったものの、他方で、麓の温泉宿に泊まり、疲れを癒やしました。どこも露天がすばらしく、芯から効きました。

高山植物はもちろん、イワナ、サル、ライチョウ、高山蝶やアサギマダラが出迎えてくれました。人情にも触れ、小屋前の売られていたリンゴ、オレンジ、バナナ、トマトの味も絶品でした。

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