仕事以外でお会いした人に、弁護士ですと言うと、
「何かあったらお願いします。」
と返ってくることが多いように思います。
やっぱり、「何」かあってからお願いする人、トラブルになってから裁判する人、というイメージなのでしょうかね。
実際は、ご相談に来られた方の半分以上が裁判などにはならず、ご相談だけで解決しているように思います。
「何」とも言えぬ相談事でも、早めにご相談いただいた方がよい場合もあります。
私も最近、「何」とも言えぬ体験をしたのでご相談してもよいでしょうか。
とある会議がありました。
建物の2階で行われ、帰ろうとしたとき、ちょうどエレベーターに乗り込む方がおられました。
私も乗ります、と早足で駆け込むと、
「上ですけどいいですか。」とのこと。
「すみません、間違えました。」と慌てて降りました。恥ずかしいので、さも最初から待っていましたみたいな顔をして、下のボタンを押し、もう1台のエレベーターが来るのを待ちます。
その横を、会議に参加されていた年配の方が、いかにも
「若輩者が!2階ごときで何をエレベーターを使っとるんじゃ!」
という表情を浮かべながら、
「お疲れ様です。」と述べて階段を降りて行かれました。
「何」とも言えぬ、いたたまれない体験でした。
えっ、最初から階段使いなさいって?おっしゃるとおりです。
富永
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