2021年7月14日水曜日

「何」とも言えぬ相談事

 

仕事以外でお会いした人に、弁護士ですと言うと、

「何かあったらお願いします。」

と返ってくることが多いように思います。


やっぱり、「何」かあってからお願いする人、トラブルになってから裁判する人、というイメージなのでしょうかね。

実際は、ご相談に来られた方の半分以上が裁判などにはならず、ご相談だけで解決しているように思います。

「何」とも言えぬ相談事でも、早めにご相談いただいた方がよい場合もあります。


私も最近、「何」とも言えぬ体験をしたのでご相談してもよいでしょうか。


とある会議がありました。

建物の2階で行われ、帰ろうとしたとき、ちょうどエレベーターに乗り込む方がおられました。

私も乗ります、と早足で駆け込むと、

「上ですけどいいですか。」とのこと。

「すみません、間違えました。」と慌てて降りました。恥ずかしいので、さも最初から待っていましたみたいな顔をして、下のボタンを押し、もう1台のエレベーターが来るのを待ちます。

その横を、会議に参加されていた年配の方が、いかにも

「若輩者が!2階ごときで何をエレベーターを使っとるんじゃ!」

という表情を浮かべながら、

「お疲れ様です。」と述べて階段を降りて行かれました。


「何」とも言えぬ、いたたまれない体験でした。

えっ、最初から階段使いなさいって?おっしゃるとおりです。


富永

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