2021年7月13日火曜日

警察のDNAデータベースの拡充について


脈絡のない話で申し訳ないのですが、私、阪神ファンなんです。プロ野球の。

現在セ・リーグ首位の阪神。一時は独走状態でしたが、徐々に2位巨人とのゲーム差が小さくなってきました。

何と言っても、13ゲーム差をひっくり返されて優勝を逃したのも北京オリンピックイヤーの2008年のこと。阪神の優勝なんて・・・という阪神ファンならぬ半信ファンの方もまだまだ多いことでしょう。 昨日は、なんとかDeNAに勝って、貯金を増やしたようですが・・・。



増やしているといえば、DNAも増やしているそうです。

何のことかと言うと、警察が、捜査で取得するDNAのデータベースが年々拡充されているという話。

弁護士会の仕事で、警察庁に情報公開請求したところによると、令和2年までで、被疑者から取得したDNAのデータベース件数が140万件を超えていました。


このデータベース、犯罪の捜査で、遺留DNAと対照するなど、役に立つものではありますが、法律の根拠なく収集されており、警察庁の通達もあって、犯罪の種類にかかわらず、被疑者からは積極的に収集されているようです。


「それの何が問題なのか?悪いことした人から採取しているんでしょ?」という考えもあるところですが、犯罪の種類にかかわらず、というのがなかなか怖いところです。

例えば、迷子のペットを探していますという張り紙を電柱に貼ったことが条例違反にあたるという理由で警察から調べられ、DNAまで採取されたという事案もあります。


1度データベースにDNA型が登録されると、本人が死亡するか、99歳に達した場合でなければ削除されないというのが現在の警察庁の運用のようです。


DNAの採取は、令状がない限り強制できないものですから、データベースを拡充するために広く採取する現在の運用にも問題があるように思います。


増やすのは、阪神のDeNAに対する勝ち星くらいにしてほしいものです。


富永

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