2022年1月28日金曜日

裁判こばなし「あちらにおられましたよ」


新型コロナの感染もまた拡大していますが、いかがお過ごしでしょうか。


この間、裁判所での手続は、民事訴訟や家事調停などで、WEB会議の導入がすすめられてきました。

WEBでの期日ですから、画面上で、裁判官と、相手方の代理人と、当方の顔が映った状態でやります。

代理人弁護士が何人もいる事件では、もう画面が顔でいっぱいです。


裁判がずっとWEBで進行して、証人尋問だったり、調停成立だったり、という必要な局面だけ裁判所に出て行くものですから、今まで何度も期日で顔を合わせていても、裁判所に行けば「どうも初めまして」だったりします。


先日、U先生と共同でお引き受けし、これまでWEB会議で進行していた事件について、裁判所に行くことがありました。


先に事務所を出られたU先生を追いかけて、裁判所に着いた私。

法廷の近くの待合室に座っていると、相手方代理人の先生から「どうも」と声をかけられました。

「U先生なら、あちらの待合室におられましたよ。」


「あ、そうですか、ありがとうございます。」と言って示された方向に向かいます。

「そうそう、その部屋。」

そう言われたあたりに待合室が2つあります。外から見えないようになっていますが、人影はありました。


まず1部屋め。

中をのぞくと、気難しそうな顔をしためがねの男性が2人。

が、残念。U先生はいません。


気を取り直して2部屋め。なんだこっちですか、と思いながらドアをあけると、

中にいたのは、気難しそうな顔をしためがねの男性が3人。


ウォーリーを探せ、状態になりましたが、そこにもU先生はおらず。

う~ん、これまでの画面ごしのやりとりで、伝わっていたのは特徴だけのようです。。。

私の顔が大きすぎたのでしょうね。


富永

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