壺坂山から近鉄吉野線を北に1駅戻ると飛鳥、2駅戻ると岡寺である。
ちくし法律事務所になって2年目に、事務所旅行で飛鳥路を散策したことがあった。35年前のことである。今回も自転車で飛鳥を散策したかったが、ミッションとの関係もあり岡寺だけを訪問した。
岡寺は文字どおり、岡の上にある。西国三十三所7番札所である。
行基や玄坊(太宰府観世音寺に墓がある。)の師匠は義淵。彼が民を苦しめていた龍を石の蓋で封印して厄難を取り除いたという。そのため、別名龍蓋寺とも呼ばれる。寺内にはいまも龍蓋池がある。またこの由緒から日本最初の厄除け霊場。
博多でいえば厄除けは若八幡宮だろうけれども、関西に住んでいればここなのかもしれない。人生に厄年、前厄、後厄などいっぱいだから、その都度ここまで来るのはたいへんだ。
花手水は何カ所かでみたことがあるけれども、紅葉手水ははじめて。境内も紅葉が盛りだった。
ご本尊は如意輪観音。日本最大の塑像である。残念ながら撮影禁止。カラフルな幕ごしにお祈りしてくだされ。
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