2021年12月22日水曜日

怪鳥会納会


 
 日曜は怪鳥会の納会だった。怪しげな名だが、弁護士、新聞記者など10名からなる山歩き会。ことしで結成12年になる。年に数回九州の山に登り、1度はアルプスをめざしている。その忘年・望年会だ。

 昨年はコロナ禍でほとんど山歩きができなかった。今年は緊急事態宣言の谷間をぬって、なんとか3度催行することができた。3月に新年初登山で四王寺山と新年会、4月に春登山で由布岳と大崩山、7月に上高地・焼岳・西穂独標・双六岳だ。参加者はややすくなめである。

納会は、若杉山や三日月山・立花山など山歩きをして、怪鳥宅で忘年・望年会をするのが恒例になっている。ことしはみなの運動不足・体力不足もあり、山歩きに代えて「篠栗九大の森」散策とした。

篠栗九大の森は、九州大学の敷地(九州大学福岡演習林)の西端にあり、篠栗町と九州大学が共同で整備、管理を行っている。

約17ヘクタールの森には、約50種の常緑広葉樹と約40種の落葉広葉樹が育成している。中心には蒲田池がある。その周り約2キロメートルの遊歩道には、あずまややベンチが所々にあり、自然を感じながら休憩することができる(以上、篠栗町のホームページ)。

われわれはJR門松駅に集合し、そこから北風にむかって歩いた。西にはいつも面会に訪れている粕屋警察署がみえていた。この日は面会予定はない。意味不明だが、牛、馬、羊のオブジェのならんだ田んぼがあった。

およそ30分程度で南口駐車場に到着。20台程度は駐車可能であろうか。ハイシーズンにはあふれる。いちじはSNSでバエすると話題になり、すごかったようだ。いまは紅葉の時期も過ぎ、7台程度。若いカップルが多い印象である。

地図で概要を把握して園内に入る。草木にはそれぞれ名前の看板がつけられている。入口からいきなり「シャシャンボ」。ツツジ科の常緑小高木。なんと佐世保の名の由来となったそうだ。

その他、スダジイ、アラカシ、タブノキ、クス、ヤマモモ(以上、常緑樹)、コナラ、クリ、ネジキ、ハゼノキ、ヤマザクラ(以上、落葉樹)など。大きな樹があるところでは、栗の木広場などになっている。

そして一番奥にラクウショウ。バエする正体はこれ。別名ヌマスギ。池に映る姿が神秘的という。残念ながら、この日は池の水かさがすくなかった。

北アメリカ産の落葉針葉高木だ。寒さに強い針葉樹でありながら落葉するところは落葉松(カラマツ)と同じだ。

葉はメタセコイアに似ている。鑑別はメタセコイアが対生(枝を中心にして両方に生える)であるのに対し、ラクウショウは互生(枝を中心にして左右交互に生える)であること。

散策後は、ほどちかい怪鳥宅まで歩く。そして宴会。怪鳥婦人の手料理とお酒、みなが持ち寄ったお酒と料理、怪鳥ご子息の手料理、デーザートのケーキとくだもの。いずれも美味しく、楽しい話題もあり、幸せなひととき。

参加者は18人にもなった。コロナ禍が下火になっていればこその集まりだ。

宴会の後、来年の計画を決定した。新春、春、トレーニング、夏遠征、秋。旅行は行かなくても、計画するだけでも人を幸せにするそうだ。おかげで幸せな年越しができそうだ。

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