2012年12月5日水曜日
絶食系男子が増加ちう?
さいきん法律相談をしていて
気になることがある。
異性と交際してきたけれども
さいきん別れた。
ついては
①慰謝料を請求したい。また
②交際中にわたした
品々を返してほしい。
だいたい
こういう相談だ。
答えは
こうだ。
①の慰謝料を請求するには
暴行,暴言を受けたとか
相手方による
不法行為が必要である。
それがなければ(かつ,証明できなければ)
慰謝料の請求はできない。
②の交際期間にわたした品々の返還も
一般には贈与(プレゼント)
なので
返還請求はできない。
一般の弁護士であれば
そう回答すると思う。
ま,回答内容はさておき
問題はその相談者の性別だ。
さいきん,この手の相談者に
男性が混じるようになった。
もともと男女のあいだの別れ話だから
別に弁護士に依頼する必要はない。
あなたのこれまでの振る舞いは
許せない。
自分は精神的に傷つけられた。
だから,慰謝料を払ってよ!
と,まずは自分たちで話をすればよい。
弁護士に相談するのはそのあとだ。
だから従来,この手の相談をするのは
女性だった。
男性がこの種の相談をするようになったのは
やはり力関係の逆転が反映しているのだろうか?
草食系男子の存在,増加がいわれて久しいが
法律相談にもそれが現れているのか?
などと思っていたら
こんな調査結果がネットに流れていた(オーネット)。
「25~34歳の独身男性に聞く,
恋愛経験ありますか?」
「恋愛に興味はあるが,交際経験も乏しくさまよい続ける」
迷走男子が29.3%で,一番おおい。
「恋愛に興味はあるが,女性に積極的になれない」
優柔不断男子が27.0%で,ついでいる。
う~ん,こんなに多いのか
草食系男子。
他方,「恋愛に興味旺盛で,女性に果敢に攻める」
という(笑える定義の)肉食系男子は
25~29歳で17.0%
30~34歳で11.1%。
あれま。
草食系男子に比べ寒々とした数字。
これでは絶滅危惧種ではなかろうか?
環境省はレッドデータブック搭載を検討すべきだ。
いや,それは厚生労働省の管轄では?
(え~い,ナワバリをいっているばあいか!)
「女性なしでも人生を楽しめる」
という(ここまで来ると笑えない定義の)絶食系男子は
25~29歳で12.1%
30~34歳で16.1%。
年齢があがるにつれて
肉食系種族が絶食系種族に取って代わられている。
これまでに女性との交際経験がないのは
全体の28.8%。3割におよんでいる。
性経験については…
いや,やめておこう。
今年の流行語大賞は「ワイルドらろぉ」らしいが
ちっともワイルドぢゃない。マイルドである。
こうなっている原因を示唆するのが
職種によって構成比に差があることだ。
肉食系の割合は
営業職:28.6%,SE・プログラマー:4.8%。
毎日パソコンとにらめっこしている男子は
リアルな女性に魅力を感じなくなるのだろうか?
それとも,リアルな世界が苦手な男子が
SE・プログラマーになっているのだろうか?
そういえば,ゲームにでてくる女子のほうが
可愛いくて素直だ。
…いやいや,誰かがそんなことを言っていた。
(ということにしておこう。)
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿