2012年12月19日水曜日
ものはいいよう
三浦しをんの『桃色トワイライト』(新潮文庫)
を読んでいたら,驚いた。
彼女は,ホ○漫,ホ○小説を読みふけること
が唯一の楽しみだというのである。
高校生のころだったか,いきさつは忘れたが
本屋でホ○小説を手にとったことがあった。
たしか岸和田駅前の
木下書店だったと思う。
巻頭グラビアがついていて
プリプリお尻のおじさんが写っていた。
着衣は
フンドシのみ。
博多山笠のおじさんが
上半身も裸と思ってもらえばよろしい。
うわっ。
あわてて,本を投げ捨ててしまった。
なんちゅう
気色のわるいものがあるものよ。
そのとき,いたいけなボクは
そういう世界の存在に触れたのであった。
しをんさんが
そういう趣味をお持ちだとは…。とほほ。
彼女のエッセイも4冊めで
もう3年くらいつきあっているつもりでいた。
(実際は,本屋さんで待ち合わせしたことは
もちろん,おみかけしたこともないが。)
その壮絶な生活ぶりに
独身女性がそこまで赤裸々に書いてよいのか?
と,他人事ながら
心配もした。
それなのに
さらなる衝撃が待っていたとは。
さすが,しをん
奥がふかい。
と,感心していたが
いや,待てよ。
よく読むと,きのうきょうの話
ではないらしい。
物のあやめがわかるようになったころから
今日まで唯一の楽しみだったとな?
そんな人生の根幹にかかわる話
(おおげさ?)
それがこれまでのエッセイに
出てこなかったのはおかしい。
不自然だ。
なにか,裏がある。
つーことで
あれこれ考え,調べてみた。
そうか!ユーレカ!
わかったぞ。
ホ○漫=BL漫画
ホ○小説=BL小説だ。
そして
BL=ボーイズ・ラブである。
「BL」なら,『本屋さんで待ち合わせ』
(大和書房)にも出ていた。
最近のエッセイからはじめて古いものに
読みすすんでいるからなのか。
ホ○漫と書いてきたが,これからは
BL漫画と書く。とかいう説明はなかった。
なんの説明も
なかったと思う。たぶん。
まぁよい。たしかに,ホ○漫では
語感が悪すぎる。
しをんさんも
そう気づいたのであろう。
ボクも安心した。
BL漫,BL小説ラブ派なら許容範囲だ。
今後とも
おつきあいできそうだ。
あらためていおう。
お友だちからお願いします!
(えっと,その流派の人たちには
ゴメンなさい。)
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