ふたたび眉山(びざん)に登ってきた。眉山は徳島市内にあり、街のシンボル。標高290メートルで、ほぼ天拝山くらいの高さだ。ロープウェイも通じていて、子ども連れでも登れる。
万葉集に次の歌があることから、眉山というらしい。
眉のごと雲居に見ゆる阿波の山かけて榜ぐ舟泊知らずも 船王
2007年さだまさしの原作、松島奈々子主演で『眉山』が映画化された。東京で働いていた松島は母病気の知らせを受け、徳島に里帰りする。病気は癌だった。それまで母娘家庭の理由は知らされずにきたが、ここにきて母の父への思いが明らかになっていく。背景は眉山とあわおどり。
当時はまだ日本百名山を完登するため日本各地を遠征していた。徳島県の百名山は剣山。九州から剣山に登るだけであれば、髙松から往復するのが簡単。が、映画に誘われて、回り道して眉山にも登った。
こんかいもついでがあって登った。ついでの中身はあとで述べよう。登ったといってもロープウェイでだ。15年ぶり。前のときのことは、ほとんど記憶がない。
写真は徳島市内から。薄暮の眉山。眉山とはよく名付けたものだ。いつ見ても心に平安をあたえてくれる。
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