2011年6月3日金曜日
地域弁護士の喜び
(シモツケ@うちの近所)
中小企業家同友会・筑紫支部の担当役員さんがうちの事務所に集まり
7月例会の打ち合わせをおこないました。
帰り際に、役員さんのひとりAさんが事務所の入り口に貼っていた
ポスターに目をとめられました。
「東日本大震災・復興支援 みんなで愛とはげましの心を送るコンサート」
のポスターです。
復興支援へ愛とはげましの心を送る実行委員会の主催で
5月21日、筑紫野文化会館でおこなわれたものです。
Aさんは「Bさんからそのコンサートを薦められた」と話されたので
うちはCさんに依頼されてそのポスターを貼っている旨話しました。
AさんもCさんとは面識があられたので、
「もとDで働いておられましたよね。」と話をつなぎました。
Aさんは、そのことはご存じありませんでしたが
「Dなら、うちの兄Eが働いていました。」と返されました。
なんと、Eさんは私も知っていて
むかし法律相談にのったことのある方でした。
私が駆け出しの弁護士だったころDに関係する法律の勉強会が開かれ
その際、CさんやEさんは中心メンバーで、とても親しい間柄でした。
(その勉強会に参加されていたFさんは大学の先生になられていて
うちの事務所で落合弁護士らと研究会をされています。)
お互いびっくりしました。Aさんとは少し前からの知りあいでしたが
Eさんのご兄弟だとはまったく知りませんでした。
しばらく2人で、あまりに不思議なつながりを確認しあいました。
Aさんとの距離がまたぐっと近くなった気がしました。
これも私が駆け出しの弁護士だったころ、先輩弁護士から
「裁判所のない地域に、弁護士がいる必要はない」といわれました。
当時は動揺したものですが
あれから25年、裁判所のない地域で弁護士をやってきました。
人と人のつながりがこういう形で実感できる経験というのは
東京、大阪はもちろん、福岡市内の弁護士でも乏しいでしょう。
筑紫地域に根ざして弁護士をやってきた喜びを
感じたひとときでした。
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