シラネアオイ(白根葵)@越後駒ヶ岳
4枚の花弁のように見えているのは萼片。
小倉山~百草の池の登山道沿いに
10輪ほど見かけました。
「シラネ」の名は、白根山に多いことから
草津白根山ではなく、日光白根山のほう。
越後駒ヶ岳から東南の方角をのぞむと
平ケ岳が見えます。
さらにその先には尾瀬沼(燧ヶ岳)があり
その先に日光白根山があります。
「アオイ」の名は、花がタチアオイに似ることから
フヨウにも似ることから、「山芙蓉」、「春芙蓉」とも。
キンポウゲの仲間の多年草
深山の植物。日本固有種
もっとも1属1種のシラネアオイ科とする説もあります。
たしかに、
キンポウゲに似ているかというと?
いずこの世界もおなじで
植物の分類も、論者によって説がわかれています。
親子関係確認訴訟、嫡出否認訴訟における親子鑑定とおなじで
従来は形態分類がおこなれてきました。
花、葉、実などが似ているだとか
似ていないだとかいうのが基準です。
しかしこの分野でも近年、分子生物学的な考えが浸透
分子系統解析が進んでいます。
これによれば、キンポウゲ科から初期に分岐したと考えられ
系統的にはキンポウゲ科に含めるのが適切なのだとか。
花言葉は、完全な美、優美。
白根葵 咲けりといふよ 山彦も
水原秋桜子
0 件のコメント:
コメントを投稿