はるかは精神病患者・精神障害者に対し訪問して看護を提供する会社。
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かつてハンセン病(らい病)の隔離政策の違憲性を問う裁判に取り組んだ。ハンセン病は感染力がわずかである。にもかかわらず、外貌醜状をきらい、必要もないのに社会からの排除(隔離)が官民をあげて大規模に行われた。
こうした偏見・差別はハンセン病にとどまらない。薬害エイズでもそうだったし、薬害肝炎でもそうだった。いまでもコロナ患者やO157など感染症患者に対する偏見・差別はなくなっていない。
精神病患者・精神障害者は感染症ではないけれども、やはり偏見・差別にさらされている。弁護士会では、精神障害者らに対する不必要な入院をなくすよう長年取り組んできた。
遅ればせながら行政もこの問題への取組みをしている。しかし家族・社会や医療側の理解が得られず、遅々として理解・解放はすすまない。
訪問看護というのは、精神障害者らを病院(隔離)ではなく、社会で受け入れるための大きな受け皿となっている。
内科や外科の訪問看護もたいへんだろうが、精神科となると並大抵ではない。もともと生きづらさを抱えているので、看護も疾病対策だけでなく全生活的に援助が必要になってくる。当事務所も、そのうち法的な援助を手助けしている次第である。
訪問看護にあたる看護師さんたちは、日ごろ多大なストレスにさらされている。そのため、社員旅行、サマーパーティ、忘年会などで、普段たまりにたまったストレスを解消している。
ことしのサマパ。一次会は上呉服町にある旬菜旬味・燈明(あかり)にて。おいしい料理に舌鼓をうった。このあたり、われわれの学生時代は、御供所町と呼ばれていたと思う。友だちの下宿があり、よく訪ねていた。
2次会は、親不孝通りのあんみつ姫。「おかま」のショー、ダンス、コントの店で有名だった。39周年らしい。なんとわが事務所と同じ。よく続いたものだ。福岡だけでなく、北海道をはじめ、遠方からも客が来ている。昼間の世界水泳や博多座観劇もかねているようだ。
LGBTQのいまの時代、「おかま」という言葉は生き残っているのか。ダイバーシティ・インクルージョンの潮流のなか、「おかま」のショーは色ものとしてではなく、ショー本来のエンターテインメント性が問われているようだ。
そしてダイバーシティ・インクルージョンの潮流のなか、ハンセン病、エイズ患者、肝炎患者、感染症患者、その他あらゆる被差別者に対する偏見・差別がなくなりますように。
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