2011年10月18日火曜日

 ツレがうつになりまして。



 映画「ツレがうつになりまして。」(佐々部清監督)
 観ました。キャナルで。

 「猿の惑星 創世記(ジェネシス)」かどうちらか
 と思って行ったところ、時間の関係でツレうつに。

 こういう情況に流された選択も悪くありません。
 実際、正解でした。

 夫の鬱病と向き合って生きる夫婦の物語
 宮崎あおいさんと堺雅人さんのコンビで。

 堺さんは、倒産しそうでリストラつづきの外資系ソフト会社の
 電話苦情窓口という誰でも鬱になりそうな職場と仕事。

 日ごろ几帳面な性格もわざわいして、病状が悪化
 寝ぐせに気が回らないほど。

 宮崎さんは、売れない漫画家。経済的に追い詰められて編集者に
 仕事を懇願するはめに。

 その際に、出た言葉がタイトルの「ツレがうつになりまして。」
 これこそ、鬱に正面から取りくむ心からの言葉なのでした。

 骨董のガラスビンについての比喩、「割れなかったから今ここにある」
 というのは宮崎さんのお気に入り。

 私も下り坂のときはできるだけ何もしないでやりすごし
 あまり藻掻かないようにしています。
 
 宮崎さんと堺さんのコンビは、じつにほのぼの。
 これだったら、鬱からの回復は容易でしょう。

 でも宮崎さんがつれ合いだったら
 そもそも鬱になどならないような気もします。
 

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