2011年10月13日木曜日

 山の夜は眠れない



 まえに笠ヶ岳山荘の夜を書いたところ、女性読者から強い反応があったので
 今回も五竜山荘の夜の実態をなまなましくレポートしたいと思います。

 私が振り当てられた部屋は「イワカガミ」という部屋の下段
 高山植物の名前もかわいい部屋ですが、花の愛らしさとは縁遠い雰囲気。

 写真の右隅のほうに寝台列車の階段みたいなのが写っていますが
 上段の人はこれで上に行きます。

 ご覧のとおり足の踏み場もないほどびっしりと
 布団が敷き詰められています。

 それでもこの下段に敷ける敷き布団は全部で7枚
 この日はこの下段に10人が泊まることに。

 笠ヶ岳山荘のように2人で布団1枚という混雑ではなかったものの
 3人で布団2枚という混み具合。

 何人かが布団と布団の境界に寝なければならないのですが
 この日、私はそこで寝ることになりました。

 それでも2人で布団1枚の前回よりマシだと
 ポジティブにシンキングすることにしました。

 食事は17時からで17時30分には終了します。
 それからが長い…。

 山小屋で男どもはすることがありません。
 テレビもないし、本を読むには暗すぎる。

 小屋によってはテレビルームみたいなのがあるのですが
 笠ヶ岳も五竜山荘もありません。

 この点、女性はおしゃべりができるのでうらやましい。
 女性部屋からは「アラ還」のおばちゃんたちの声がかまびすしい。

 男性もあいさつはかわすし、適当に情報交換などもするのですが
 女性のノリで数時間もおしゃべりは続きません。

 消灯は21時なのですが
 やることないので早寝を決め込む人がおおい。

 これがまた苦渋の選択。18時ころ寝てしまうと夜半に
 目が覚めてしまい、その後がながい。

 どうしようかなぁと思ってうつらうつらしていると
 両隣の男性は眠ってしまいました。

 幸い、後ろの男性がナマあたたかい息を
 吹きかけてくることはありませんでした。

 やったー!
 今夜は眠れそう。

 と思いきや
 左隣の男性がブーッとおおきなのを1発。

 うわーっと思ってしばらくすると
 今度は右隣の人がブッ・ブッ・ブッと連射。

 しばらくするとまた左隣がブオーッツ。
 すると右隣が…

 かくて今夜も眠れそうにありません。
 
 (この夜も操はまもられました。
  念のため。)
 

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