2011年2月12日土曜日

 誰にでも安息と眠りを~ゴッホ展~



 特別鑑賞券を知人からいただいたので九州国立博物館へ
 「ゴッホ展」に行ってきました。

 ゴッホは1853年3月30日~1890年7月29日まで
 37歳でピストル自死するまでの生涯。

 日本では幕末ペリー来航から明治23年商法、民事・刑事訴訟法公布
 までという時代です。

 27歳で画家を志し、10年間でおよそ1800点もの作品を描いた
 というのですから、2日に1点創造していた計算になります。

 眉村卓さんが大腸がんで死去した妻・悦子さんに宛てた1778物語
 に匹敵するビックリです(「僕と妻の1778の物語」)。

 若いころは印象派が好きでしたが、最近はちょっと…
 と距離を置いていたところ、ふたたびの出会いという感じでした。

 人間精神のぎりぎりの危うい明るさを表現する「アイリス」
 療養の静謐さを表現する「サン=レミの療養院の庭」など。

 でもいちばんのお気に入りは月並みかもしれませんが
 「アルルの寝室」。

 「安息と眠り」を絵画によって表現しようとした姿勢と
 その達成に脱帽。

 やすらかな気持ちになれました。
 
 ※まだやすらぎを得ていない方は明日13日(日)まで。
 

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