特別鑑賞券を知人からいただいたので九州国立博物館へ
「ゴッホ展」に行ってきました。
ゴッホは1853年3月30日~1890年7月29日まで
37歳でピストル自死するまでの生涯。
日本では幕末ペリー来航から明治23年商法、民事・刑事訴訟法公布
までという時代です。
27歳で画家を志し、10年間でおよそ1800点もの作品を描いた
というのですから、2日に1点創造していた計算になります。
眉村卓さんが大腸がんで死去した妻・悦子さんに宛てた1778物語
に匹敵するビックリです(「僕と妻の1778の物語」)。
若いころは印象派が好きでしたが、最近はちょっと…
と距離を置いていたところ、ふたたびの出会いという感じでした。
人間精神のぎりぎりの危うい明るさを表現する「アイリス」
療養の静謐さを表現する「サン=レミの療養院の庭」など。
でもいちばんのお気に入りは月並みかもしれませんが
「アルルの寝室」。
「安息と眠り」を絵画によって表現しようとした姿勢と
その達成に脱帽。
やすらかな気持ちになれました。
※まだやすらぎを得ていない方は明日13日(日)まで。
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