高校卒業時、化学の先生に、福岡の大学へ行くことになりましたと報告したところ、福岡は暖かくていいよねといわれた。先生は頭のなかで、宮﨑県のフェニックス並木かなにかを思い浮かべておられたようだ。
しかし、福岡はれっきとした日本海側気候である。大陸の寒気の影響を受け、冷たい北西の季節風が吹き付ける。宮﨑とは異なる気候である。
大陸の寒気は日本海をわたる間に大量の水分を吸収する。そして日本の山々を這い上る際、大量の雪を降らせる。日本が世界有数の豪雪地帯であるのは、日本海の存在があるゆえである。飛行機で上空からシベリアの大地をながめても雪がそれほどみられないのは、この理由である。
筑紫野・太宰府のあたりは、低山ながらも北を四王寺山、東を宝満山、南を天拝山に囲まれているので、福岡市内より1度以上は気温が低く、積雪をみる機会が多い。事務所の周辺での積雪に恐れおののいて重装備で裁判所にでかけたら、福岡市内はカラリと晴れて雪がなかったということがよくある。
台風等の場合のわが事務所の出勤基準は、西鉄電車が動いているかどうかである。西鉄電車が運休すれば、事務所も休みになる。台風のとき午後2時から運行休止などとアナウンスがあると、仕事は午前中で切り上げることになる。
本日は、残念ながら?西鉄電車が正常に運行していた。街をいそぐ出勤途上の歩行者も多い。一般の会社はどこも休業にはならなかったようだ。残念、いやもとい、よかった。よしきょうも一日がんばろう。
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