土曜はくじゅう山黒岳の山麓を散策。男池湧水群の登山口から風穴まで往復。くじゅう山域では珍しく原生林が残されている。紅葉の時期はよく来るが、春に来るのははじめて。
朝6時に事務所前に集合し、高速大分自動車道を東へ。九重インターでおり、飯田高原を抜けて男池湧水群の駐車場。
写真右手の山が平治山、その奥が大船山。左手のラクダのコブのようなのが黒岳。手前の林のなかに男池湧水群。そこから平治山と黒岳の間の谷を抜けて向こう側へ行くと風穴がある。
阿蘇野川を渡る。黒岳湧水群から流れ込む水で透明度がたかい。東へ流れ、由布市あたりで大分川と合流し、別府湾に注ぐ。
男池湧水(標高850m)。名水百選。黒岳に降り注いだ雨が地中に浸透し1年くらいをかけて湧出する。地中でカルシウムなどのミネラルを含むようになる。こんこんと湧出するさまが美しい。水中の植物はなんだろう?
男池の水で喉をうるおしたあとは、さあ登山開始。森の入口には森の主大ケヤキ。樹齢数百年にはなるだろう。樹もこれだけ年をとると深いシワが刻まれている。なにか語りかけてきそうだ。左腕に大岩を抱え込んでいる。大人5人でも取り囲めないか。
大ケヤキのむかいにはオヒョウの木がやはり岩をしっかり抱えこんでいる。この森では木と岩の仲がいい。天から腕が伸びてきて岩を掴んだようにみえる。あるいは、天空の城ラピュタを覆っていた大樹が飛行石を掴んでいるようにもみえる。
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