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2024年4月1日月曜日

くじゅう山黒岳山麓(男池湧水群~風穴)散策(1)

 

 土曜はくじゅう山黒岳の山麓を散策。男池湧水群の登山口から風穴まで往復。くじゅう山域では珍しく原生林が残されている。紅葉の時期はよく来るが、春に来るのははじめて。

朝6時に事務所前に集合し、高速大分自動車道を東へ。九重インターでおり、飯田高原を抜けて男池湧水群の駐車場。

写真右手の山が平治山、その奥が大船山。左手のラクダのコブのようなのが黒岳。手前の林のなかに男池湧水群。そこから平治山と黒岳の間の谷を抜けて向こう側へ行くと風穴がある。


阿蘇野川を渡る。黒岳湧水群から流れ込む水で透明度がたかい。東へ流れ、由布市あたりで大分川と合流し、別府湾に注ぐ。


 林に入ると樹齢の古そうな木が林立している。サルノコシカケがたくさんついていた。サルノコシカケと呼ばれるが、猿が腰掛けているところを見たことはない。1種ではなく、681種もあるそう。漢方薬になるものもあり、抗がん剤になるかもと期待されている。


 男池湧水(標高850m)。名水百選。黒岳に降り注いだ雨が地中に浸透し1年くらいをかけて湧出する。地中でカルシウムなどのミネラルを含むようになる。こんこんと湧出するさまが美しい。水中の植物はなんだろう?


 男池の水で喉をうるおしたあとは、さあ登山開始。森の入口には森の主大ケヤキ。樹齢数百年にはなるだろう。樹もこれだけ年をとると深いシワが刻まれている。なにか語りかけてきそうだ。左腕に大岩を抱え込んでいる。大人5人でも取り囲めないか。


 大ケヤキのむかいにはオヒョウの木がやはり岩をしっかり抱えこんでいる。この森では木と岩の仲がいい。天から腕が伸びてきて岩を掴んだようにみえる。あるいは、天空の城ラピュタを覆っていた大樹が飛行石を掴んでいるようにもみえる。

2010年12月18日土曜日

 ケヤキ~宝満山の樹~



 宝満山の筑紫野市側に大石というところがあり
 その名の由来となった大石があります。

 大石の村には高木神社があり
 その名の由来になったのか
 神社にむかって左にはケヤキの高木がそびえ立っています。
 (右にはカツラ)

 なぜ、ケヤキなのでしょうか?

 ケヤキは「けやけき木」であり
 けやけしの意味は
 1 普通とは著しく異なるさま。異様である。
 2 異様で不快に感じられるさま。
 3 他にぬきんでて優れているさま。
 4 非常にはっきりしているさま。

 ケヤキは、他にぬきんでて美しい樹形から街路樹として植えられ
 福岡では、けやき通りとして知られています。

 ケヤキはまた昔、槻と呼ばれ
 強き木の意味。

 つまり、ケヤキは他にぬきんでて美しく・強い木です。

 「ノルウェイの森」の僕が住んでいた学生寮の門をくぐると
 正面には巨大なケヤキの木がそびえ立っています。
 
 樹齢は少なくとも150年。根もとに立って上をみあげると
 空はその緑の葉にすっぽりと覆い隠されてしまいます。

 この寮の唯一の問題点はその根本的なうさん臭さ 
 その寮になぜ、ケヤキの巨木がそびえ立っているのでしょうか?

 秋がやってくれば寮の中庭はケヤキの葉で覆い尽くされます。

  僕は手すりにもたれかかったまま、そんな蛍の姿を眺めていた。
  僕の方も蛍の方も長いあいだ身動きひとつせずにそこにいた。
  風だけが我々のまわりを吹きすぎて行った。
  闇の中でけやきの木がその無数の葉をこすりあわせていた。…
 
 「樹影譚」のラストで小説中、小説中の主人公の作家・古屋が
 出生の秘密に関する啓示を受ける樹影もケヤキでした。

 ケヤキには闇のなかで真実を照らす・強いなにかが存するのでしょうか
 それとも、なにか死者の言葉をはなすのでしょうか?