2024年4月17日水曜日

南東北の雪山(4)会津若松



 南東北雪山の旅4日目も、山の天気予報は悪かった。やむなく磐梯山・猪苗代湖の西に位置する会津若松を訪ねることにした。
 駅から市内循環バスで東へ向かい、飯盛山を登る。言わずと知れた白虎隊士の墓がある。


 墓からすこし南に自刃の地がある。この坂をくだった左側である。美談として語られがちであるが、装備も貧弱なまま年少者たちを戦わせ、自刃にまで追いやったのは、情勢のなせるところも大きかったとはいえ、リーダーたちの失策であろう。 


 自刃の地から南西に、鶴ヶ城が望める。中央やや下の緑の帯あたり。よくみると天守閣がみえている。隊士たちは城に向かって自刃したという。


 会津さざえ堂。仏堂である。らせん構造や外観がサザエに似ている。墓の北側階段を下る途中にある。


 飯盛山から歩いて城に向かう。途中、御薬園がある。池泉回遊式庭園。


 まもなく鶴ヶ城。「八重の桜」で新島八重が籠城・奮戦したところ。松平容保が京都守護職にならなかったら・・・たら・れば日本史である。


 城のまえでは、赤べこが歓迎してくれている。会津若松地方の郷土玩具である。ゆらりゆらりと頭を揺らして笑っている。このような柔軟さがあれば・・・。

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