2022年10月14日金曜日

台風上空の世界


  台風の上空がどうなっているかご存じだろうか。じつは写真のようになっている。

 9月24日(土)に飛行機で松本空港へ行く予定になっていた。しかしその日は台風15号が名古屋方面に向かって北上・接近することになっていた。

台風は太平洋高気圧のヘリに沿って進むものだから、名古屋の沖で東に向きを変え、東進する予報となっていた。直撃は免れそうだが、タイミング的には最接近の時だった。

飛行機は飛んでくれるだろうか、心配した。先行する名古屋中部(セントレア)空港行きの便が飛び立っていった。台風により近い空港へも飛び立つのだから、松本へも飛び立ってくれるだろう。

FDAの機長は親切(饒舌?)で、下方は四国徳島、淡路島、関空、和歌山・・セントレアなどと現在位置を説明してくれた。

伊勢湾がひろがり、セントレア空港上空を通過しつつあるとき、機の右手前方にそれまで広がっていた雲とは違う、その上に巨大なホールケーキのような雲が突出しているのが見え始めた。

台風15号の雲である。駿河湾から東京湾上空の辺を進んでいるようだ。それまでいろいろと説明していた機長も、台風の雲の存在は説明しようとしない。乗客に不安を抱かせないための配慮だろうか。

機長の説明がなかったせいもあり、機内ではほとんどの人が台風の雲に気づかなかったようだ。かくいう自分も7年前の経験がなければ気づかなかっただろう。

台風の雲をはじめてみたのは7年ほどまえ、南アルプスの荒川岳に登ったときだ。そのときはそれが台風の雲だとは気づかなかった。

そのときの写真をSNSに投稿したところ、山登りの好きな高校の同級生が台風の雲だねと教えてくれた。なるほど。教えられてみれば、そのとおりだ。当日は東京あたりを台風が通過していたのだから、南アルプスから見えて当然だ。

それからというもの、巨大なホールケーキ状の雲が台風のそれだと分かるようになった。今回も、台風15号の雲が見えるはずだと思って搭乗していた。案の定、見えた。

雲の下はものすごい強風と豪雨が降っているだろう。しかし、雲の上はご覧のとおりの世界だ。ラピュタのよう。美しい。神の存在を思い浮かべずにはおれない。日本人だから風神さんを思い浮かべるべきだろうか。

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