2022年10月24日月曜日

造化の天工(1)

 





 先週末は天満宮・竈門神社で予定されていたニコライ・バーグマンにいく予定だった。しかしSNS上では今年の九重、とくに大船山・御池の紅葉は当たり年であると噂になっていた。その推しに誘われ、急遽、九重へむかった。

天気予報は土曜が曇、日曜が晴だった。そこで初日に前座で三俣山、坊がツルでテント泊をして、二日目に本番の大船に登る計画をたてた。

長者原周辺の道路はすごい混みようで、駐車場に入りきれなかった車が列をなして路上駐車していた。これは山のなかもすごい混雑だろうな。

長者原から左手に三俣山をみながらスガモリ越へむかった。登山道はススキ原のなかを行く。秋空にススキの穂が光り、きれいだ。天気予報と異なり、晴れている。

スガモリ越まで行くと、三俣山・西峰への急坂を登っていく。みな重いアタックザック(テント泊装備が入っていて重い)をデポし、サブザックだけを背負っている。昼どきだったので、途中で買ったおにぎりとコロッケの昼食をとる。

西峰まで登ると本峰の北面が紅葉している。岩が魔神の横顔のようだ。坊がツル側の斜面もみごとに紅葉している。

さらに進むと南峰だ。南峰は北面が紅葉している。南面と北面の気象条件のちがいが植生のちがいをうみだし、紅葉の模様を織りなしている。全国各地からモミジやカエデをもちよった京都とちがい、九重の紅葉は黄やオレンジがつよい。見事だ。

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