うれしい電話があった。精神障害のため財産の管理が困難な人で、もう何年も成年後見人(正確には保佐人)をさせてもらっている。
直前に今後の状況について協議した。財産管理が難しくなる局面だったので、多少説教くさいことも申し上げた。
ところが電話の内容は感謝だったらしい(秘書さんが受けた。)。かれの成長を感じた。
われわれは基本的には同じ姿勢で事件に取り組んでいる。しかし相手方の性格やスタンス、客観的な状況等により、望外にうまくいくこともあれば、思ったほどにうまくいかないこともある。
望外にうまくいけば顧客はとても喜び、思ったほどにうまくいかなければ顧客はとても不満に思うはず。だがそうでもない。
ある顧客はうまくいっても、常に不満をおっしゃる。ある顧客はうまくいかなくても、感謝の言葉をのべられる。
幸せな人とは、夢や希望や強みを持ち、つながりと感謝を持ち、前向きかつ楽観的に、自分らしく生きている人。あるいは、自分を信じ、他人を信じて生きている人。
逆に不幸な人とは、夢や希望や強みを持てず、孤独で、うしろ向きかつ悲観的で、人の目を気にしすぎる人。自分を信じられず、他人を信じられない人だという(『無意識の力を伸ばす8つの講義』前野隆司著・講談社)。
ほんとうにそう思う。
写真は九重のリンドウ。花言葉は、悲しんでいるあなたを愛する、正義。
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