(12番山 珠取獅子)
読書ばなれ
がいわれて久しい。
まわりでもたしかに
若い人たちが本を読んでいない。
まえにも書いたが,本を読んでいない人は
長じてから物足りない気がする。
そうしたなか,明日9日まで
読書週間。というわけで
三浦しをんさんの『本屋さんで待ちあわせ』
(大和書房)を読んだ。
レビュー集なのだが
信じられないくらいおもしろい。
「はじめに」を読んだだけで
お代のもとがとれた気がする。
三浦さんは,はんぱない読書家だ。
依存症,中毒といってもいいぐらいだ。
それはそうだ
ほとんどの本を愛している。
どのレビューでも
その本への愛を惜しげもなく絶叫している。
これぐらい本を愛することができれば
本望であろう。
心配になるのは(彼女じしんも認めているが)
本にのめりこみすぎて,実際の恋愛がおろそかになることだ。
たしかに(彼女じしんも欲しているが),どこまで深いりするかは
別として,週1で会って本の話をするのは楽しそうだ。
というわけで
『本屋さんで待ちあわせ』ということになる。
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