2021年12月23日木曜日
シンクロニシティ
2021年10月20日水曜日
歩く瞑想
戒壇院の掲示板、よくみると右上に座禅の案内が貼ってある。座禅の効能は、心を落ち着け、不安や悩みがクリアになることだ。
人生に、山あり谷あり。ときには自分だけで心をコントロールできず、宗教の助けが欲しくなることもある。しかし入信するとなると、あらたなしがらみが厚くなりそうだ。そこで宗教色を脱して、瞑想やヨガにより同様の効果を得ようとするようになった。それがマインドフルネスだ。
ところで山歩きにも、そのような効果がある。空海をはじめ行者が山々をめぐって修行したのは、そのような効果を期待してのことだろう。
過去でも未来でもなく、現在に注意を向ける。いま・ここで起こっている事実を客観的に観察するよう努める。そうすると、将来の不安や悩みなどネガティブな感情に振り回されにくくなる。
などと言うとむずかしい。しかし、くよくよするなとか、気持ちを切り替えろとか、子どものころから言われてきたことだ。ただ、単にくよくよするなとか言われても、どうしていいか分からない。くよくよしないようにしようと思っても、ついついネガティブな場面、ネガティブな感情にとらわれてしまう。
そんなかた、戒壇院に参禅する勇気がなければ、裏の四王寺山に登りましょう。歩く瞑想効果が得られますよ。人生に、山あり谷あり。ただし迷走しないように。
2021年4月14日水曜日
補陀落→二荒→日光は駄洒落か
けさNHKーBS旅ラン10キロで、つるの剛士さんが日光を走っていましたね。こちら同行トミーがまだのようですけれども、先に行きます。
芭蕉一行は御山に参詣しています。御山は日光山です。その前は「二荒山」と書いていました。それを弘法大師空海が「日光」と改めました。「にっこう」の音が共通しているからです。
私が言うと駄洒落と非難されることも、空海や芭蕉が言うと格調高く評価されるのはなぜでしょう?なぞです。
ではなぜ「二荒」なのか。いま東部鉄道にSL「ふたら」が走っています。二荒も「にっこう」ではなく「ふたら」と読みます。「ふたら」の由来は「補陀落(ふだらく)」にあるという説があり、ぼくもそうだと思います。
補陀落は観音菩薩が降臨する霊場です。日本では熊野や日光が補陀落になぞらえられ、信仰を集めました。中世熊野では船に乗って補陀落を目指す、補陀落渡海がさかんに行われました。平家物語でも維盛はこの考えにもとづき入水します。
補陀落(ふだらく)→二荒(ふたら)→日光(にっこう)。繰り返しますが、駄洒落ではありません。
ここで芭蕉が詠んだ句
あらたふと青葉若葉の日の光
「あら、尊と」は感嘆詞です。あらは荒ではありませんが、もちろん韻を踏んでいると思います。駄洒落ではありません。
はい、日光男体山を背にニッコリ(パシャ)。
2013年2月25日月曜日
ヒュアキントス
BLじゃないんだけど
BLな話,その3。
じつは
ヒアシンスもそうなんですね。
ユリの仲間。
小学校で球根から育てました。
学名のHyacinthus orientalisは
東方の(オリエンタルな)ヒュアキントス。
ヒュアキントスも
ギリシャ神話に登場する美青年。
かれはBLで,アポロンと
ゼヒュロスの2人に愛されていた。
アポロンは医学の神で
ゼヒュロスは西風の神。
(ゼヒュロスはボッティチェリの「春(プリマベーラ)」で
右端にいて口をふくらませています。)
ある日,ヒュアキントスがアポロンが
仲よく円盤投げをして遊んでいた。
これに嫉妬したゼヒュロスは風をおこし
円盤投げの軌道を変えてしまう。
円盤はヒュアキントスの額を直撃
かれはたくさんの血をながして死んでしまった。
その血の跡に
ヒアシンスが咲いたそうな。
こうしてみると
古代ギリシャというのはそうとうBLな世界です。
「ねえねえ,なぜこの花は
ヒアシンスと呼ばれるの?」
それはね,むかしむかし
ヒュアキントスという美青年がいて…。
話の展開は愛に嫉妬,そして死,そして花。
みなおなじパターンですね。
そんなこといったって
火曜サスペンスだっておなじじゃん(古代ギリシャ人)。
たしかに。
人間,あまり変わっていないようで。
和名は風信子、飛信子。
香が風で運ばれるさまか,ヒアシンスの直訳か。
空海が最澄に送った手紙は
風信帖。
ひょっとして?
まさかね。
花言葉はたくさんあって
スポーツ,遊び。これは円盤投げ由来でしょう。
白い花の花言葉は
心静かな愛,控えめな愛らしさ。
2011年2月22日火曜日
聖地はなぜ“癒す”のか
NHK教育テレビで「千住明さんの聖地学」をやっています。
わが意を得たりという内容だったのは第2回
「聖地はなぜ“癒す”のか」
センロトニン研究の第一人者とされる
有田秀穂さんのお説は以下のとおり。
現代の日本人はおおくのストレスにさらされ
精神的・心理的に疲れ、癒されたいと望んでいます。
3万3000人もの人が自死し
うつ病がその原因の3割にのぼっています。
うつ病の原因は、脳内のセロトニンの減少にあり
脳内からストレスを消すにはセロトニンを活性化させる必要あり。
セロトニン(神経)を活性化させるには歩行が一番
サプリや薬は必要なし。
セロトニン(神経)を活性化させる達人は空海で
熊野古道や大自然を歩くことがもっとも有効。
四国遍路は弘法大師のご利益もさることながら
歩くことによるセロトニン(神経)の活性化こそが健康の秘訣だとか。
空海・修験道の行者らの修行、お遍路さんの健康などの諸現象を
医学的、脳神経的に説明すると、そういうことなのでしょう。
たしかに、山道を歩いていると、大自然に癒されて脳が活性化し
心身がリフレッシュしたように感じられます。

