2013年2月25日月曜日
ヒュアキントス
BLじゃないんだけど
BLな話,その3。
じつは
ヒアシンスもそうなんですね。
ユリの仲間。
小学校で球根から育てました。
学名のHyacinthus orientalisは
東方の(オリエンタルな)ヒュアキントス。
ヒュアキントスも
ギリシャ神話に登場する美青年。
かれはBLで,アポロンと
ゼヒュロスの2人に愛されていた。
アポロンは医学の神で
ゼヒュロスは西風の神。
(ゼヒュロスはボッティチェリの「春(プリマベーラ)」で
右端にいて口をふくらませています。)
ある日,ヒュアキントスがアポロンが
仲よく円盤投げをして遊んでいた。
これに嫉妬したゼヒュロスは風をおこし
円盤投げの軌道を変えてしまう。
円盤はヒュアキントスの額を直撃
かれはたくさんの血をながして死んでしまった。
その血の跡に
ヒアシンスが咲いたそうな。
こうしてみると
古代ギリシャというのはそうとうBLな世界です。
「ねえねえ,なぜこの花は
ヒアシンスと呼ばれるの?」
それはね,むかしむかし
ヒュアキントスという美青年がいて…。
話の展開は愛に嫉妬,そして死,そして花。
みなおなじパターンですね。
そんなこといったって
火曜サスペンスだっておなじじゃん(古代ギリシャ人)。
たしかに。
人間,あまり変わっていないようで。
和名は風信子、飛信子。
香が風で運ばれるさまか,ヒアシンスの直訳か。
空海が最澄に送った手紙は
風信帖。
ひょっとして?
まさかね。
花言葉はたくさんあって
スポーツ,遊び。これは円盤投げ由来でしょう。
白い花の花言葉は
心静かな愛,控えめな愛らしさ。
2013年2月22日金曜日
スイセン
ギリシャ神話のなかの
美少年つながりで,スイセン。
(美少年ネタばかり書いているけれど
BLではないので,あしからず)
こちらのほうが
超有名ですね。
いまの時期
どこにでも咲いています。
なんと,ヒガンバナの仲間
たくさんの種類があります。
学名はNarcissus tazetta
小さいコーヒーカップのかたちのナルシス。
たしかに,かたちは
小さいコーヒーカップ。
ナルシスはギリシャ神話で
超有名な美少年。
ギリシャ神話ではこんな
水辺の悲劇がつたえられています。
エコーはナルシスに恋したが
ふられた。
エコーは悲しみのあまり声を失い
反響(エコー)だけが残った。
ナルシスは,神の怒りをかい
他人を愛せず,自分だけを愛するように。
ある日かれが水面をみると
そこにはとても美しい美少年が。
ナルシスはかれを恋してしまい
水辺をはなれなくなり,死しんでしまった。
かれが死んだあとには
スイセンの花が咲いた。
この話から,他人を愛せず,自分だけを愛する人を
ナルシストと呼ぶわけです。
あなたのまわりに
ナルシストいませんか?
おもうに,基本的なところで
自分を愛することは大切なことです。
でもそれだけで許されるのは
小学生のころまででしょう。
小学生も高学年になれば
他者の視線や存在を意識することが求められます。
まずは他者の視線を意識して
自己の言動をコントロールしていかなければなりません。
さらに成熟するにつれ
他者の存在を尊重できなければなりません。
そうでないと,人間として,社会のなかで
人間関係において,うまくいかなくなるでしょう。
花であれば
ナルシストのままであってもよいのですが…。
人となると
まわりの迷惑もそうとうです。
「水仙」の名の由来も
花の姿と芳香が,水辺の仙人のようだから。
水辺の美しさは
洋の東西を問わなかったようですね。
別名 「雪中花」
雪の中でも,春の訪れを告げるので。
花言葉は,やはり
うぬぼれ,自己愛,エゴイズム。
う~ん。
プレゼントにもらうのは,びみょう(残念)。
そのにほひ 桃より白し 水仙花
松尾芭蕉
水仙や 寒き都の ここかしこ
与謝蕪村
2013年2月20日水曜日
夢のような幸福
三浦しをんさんの
『夢のような幸福』(新潮社)。
読了してしまいました。
寂しい。
残るエッセイも
あとわずか。
最新刊からさかのぼって読んでいっているので
順に読んだ人にとっては逆走。
わかりにくくて
すみません。
あいかわらずすごい生活で
読んでいて,手に汗にぎったり,電車のなかで吹きだしたり。
映画や漫画への没頭,熱愛ぶりも並大抵ではないので
すべての作品がとても魅力的に思えます。
『ロード・オブ・ザ・リング』はもちろん観ていましたが
こんかい,三浦さんにあおられてDVDを観てしまいました。
むろんヴィゴ・モーテンセンの
アラゴルンを中心に。
たしかに“ヴィゴさま”からながめる
『ロード・オブ・ザ・リング』はまたちがう世界。
「男ばかりの旅の仲間」
がいやに気になりました。
そんなある日(ことしのバレンタインデーのころ)
うちの秘書さんが意味深な顔をしてちかよってきました。
すわチョコレートかとおもいきや
差しだされたのは,なんとBLマンガ。
ガク。
ムク。
(ガクはチョコレートではなかったので
ムクはBL世界への手がかりをつかんだので)
ボクがブログであまりにBLの世界に興味を示したので
差しいれてくれたわけです。
ありがとう~。
さっそく
読んでみました。
なんやこれ?
つまら~ん。
ボクはまったく
その世界の趣味がないことが検証されました。
安心したような
残念なような。
おもえば
幸福な夢をみていただけなのでした。
三浦さんがあまりにその世界を
魅力的に紹介するものだから。
おしまい。
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