山頂がみえてきた。あとすこしだ。
大きな岩がゴロゴロしている露岩帯をすぎると山頂だ。修験の山なので、石の祠がある。
東をのぞむ。快晴。期待どおりの絶景が広がっている。奥羽山脈の絶景だ。東からプレートに押され、なお隆起をつづけている。手前北上盆地を北上川が流れている(北・右から南・左へ)。
絶景の中央、ひときわ高く美しいのが日本百名山の岩手山(2038m)だ。南部富士と呼ばれる。
その右(北)側にある台地が、やはり百名山の八幡平だ。
岩手山の左(南)側は、きのう登った二百名山の秋田駒ヶ岳。
さらに南に目を向けると、やはり百名山の早池峰山だ。南向きゆえやや霞んでいるが、遠野物語の舞台にふさわしいといえるだろう。
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