2021年2月17日水曜日

あれ?いつの間にか

さいきんプレバトなる番組がおもしろい。夏井いつき先生が出演者の俳句やコメントをばっさりと斬る。それが痛快。

それで俳句のおもしろさに徐々に目覚め
歳時記なるものを買ってみました。


歳時記とは季語を紹介し、季語ごとに解説と例句を加えた書物のことです。俳句にはふつう季語が不可欠ですから、これがなくては句をつくるのがむずかしい。

歳時記をみていると、日本の美しい季節のイメージにひたることができます。でもときに、こんな季語もあるんや~と思うものもあります。

まず、バレンタインデー。季語というと日本古来というイメージですが、輸入品なのでカタカナ文字です。

またの名を愛の日、言うも恥ずかしい感じ。
こちらも季語です。

龍天に登る(りゅうてんにのぼる)などという豪快なものもあります。
わずか17文字のなかに、こんな豪快で長い季語がおさまるのでしょうか。

日本酒好きに有名な獺魚を祭る(かわうそうおをまつる)というものまであります。わたくしは飲みませんが、新幹線のなかで売りにくるので、名前くらいは知っています。

獺はいきなりパクつかないで、まず魚を岸に並べ、そのあとに食べる・・らしい。中国の伝説からきた季語のようです。

日本酒といえば、うちの事務所の酒豪女性弁護士がかつて「八海山って、日本酒の名前だとばかり思ってた」と言い放ったことがありました。

さすが酒豪。いやいや感心しているばあいではない。八海山はれっきとした山の名前です。200名山。新潟は魚沼地方にギザギザにそびえています。

冬の間に降り積もる大量の雪がおいしい水と米をもたらします。
山あおく美しければ、水も米も酒もおいしいということです。

あれ?いつの間にか酒のはなしに・・・。

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