2021年2月10日水曜日

安心してください、穿いていますよ

  性的意図なくわいせつ行為を行った場合に、強制わいせつ罪が成立するか?
 われわれが司法試験を受けたころは、「成立しない」が正解でした。

 しかし最高裁大法廷はさいきん、性的意図がなくても「成立する」との判断を示しました。「必要」としていた昭和45年の最高裁判例を半世紀ぶりに変更したものです。

 このように、わいせつとは何かについては時代により変遷があります。
 それまでダメだったのが、美人女優を激写した篠山紀信のヌード写真集が出版されたりすると
、ダメじゃなくなったりします。

 テレビを見ていると最近、きわどいところで大事な部分だけは見せない芸人さんがいますよね。あれも昔はダメだったのではないでしょうか。たとい、性的意図はなくとも。

 筑紫野署に捕まったある被疑者から、ときどき面会希望があります。
 事案はいつもおなじで、女子中学生に自分の大事な部分を見せたというものです。見せるだけです。ちんれつ罪というやつです。
 
 なんでそんなことをするんですかと問うと、そうすると性的に興奮するというのです。なるほど。性的志向って多様なんですね。いやいや、他人に不快感を抱かせてはダメでしょ。そうですね。

 パンツさえ穿いていればメディアの前でもオッケーの世の中になりました。なんとかパンツだけは穿いてくださいよ。わかりました。毎回それでおわりです。

 ・・・富永くんの投稿を本歌としてネタを考えたら、まとまらない変な投稿になりました。すみませぬ。

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