裁判官は,「法服」と呼ばれる
黒い服を着て法廷に立ちます。
この黒い色には,
何事にも染められない…という
決意が示されています。
確かに黒い色は,
そこから,違う色にできませんしね。
法服は,前の部分にボタンがあり,
袖を通してから前を閉じる形で着ます。
裁判官の前に座っている
「裁判所書記官」さんも
法服を着ていますが,
少しデザインが違いますし,
素材も違うんです。
裁判官の法服はシルクで,
書記官の法服はコットン…。
よく見ると分かりますが,
裁判官の法服の方が光沢があります。
裁判傍聴などに行かれた際は,
目を凝らしてみてください。
さいごに
裁判官がうろたえたエピソードをひとつ。
初めて見る人には,
「法服」が何に用いる服なのか良く分かりませんよね。
ある裁判官がクリーニングに持って行ったところ,
店員さんが数秒悩んでから,
「コート」
と受領票に書き込んだそうです。
シルク100パーセントの前開き黒コートの誕生です。
ん~~~,たしかにコートかもしれませんね。
「法廷」は
英語で
「コート(court)」 ですし。
おあとがよろしいようで。
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