2013年7月26日金曜日

言葉の使い方


先日,
知り合いの大学教授 I氏が
こんなことを話してくれました。



弁護士からの依頼で
大学教授としても意見書を
書くことになったそうですが,


法律の専門家ではないから,
さすがに

「違法」

とは書ききれない。…と思い,


「無効」


という表現を用いたそうです。



すると,
弁護士から
「『無効』は言い過ぎじゃないでしょうか。
『違法』くらいの表現になりませんか」…と言われたとか。




弁護士であれば,

なるほどたしかに「無効」は言い過ぎかもしれない

と思うエピソードなのですが,
皆さんはどうでしょうか。



この「違法」と「無効」,
どちらが強いか弱いかという関係にはありません。
次元が違う表現なので,
なんとも比較はしにくいのです。

「違法」だけど「有効」であることも
世の中にはたくさん存在します。



こういった表現の間違いで
紛争がかえって燃え上がってしまうことも
ありますから,

弁護士は,
言葉の一つ一つに
注意をしていかなければいけません。




…と言いつつ,
本ブログは,自由に書いてしまっています…。

変な日本語が飛び出てきても
ご容赦願います。

(今日の主題はここです。)

0 件のコメント:

コメントを投稿