裁判所に行くと,
スーツをビシッと着こなした方が
風呂敷包みを持ち歩いている
そんな光景に出くわすことがあります。
その風呂敷包みを携えた方,
検察官かもしれません。
昔のお役所時代からの慣習なのか,
検察官は
風呂敷で事件記録を
持ち歩くことがあります。
なかなか合理的ではないでしょうか。
事件記録を裁判所に
提出してしまった後は,
きれいに折りたためますし。
もちろん膨大な量の記録が必要な事件では,
キャリーバッグ
(コロコロ転がす鞄)を用います。
風呂敷を愛用していたある検事は,
少し明るめの柄の風呂敷を
使おうとしたところ,
上司に全力でとめられた… と言っていましたが,
基本は自由なようです。
裁判所に入られたら,
風呂敷包みをもった方を探してみてください。
ちなみに,
「風呂敷」は,
室町時代頃,入浴する際,
脱衣所に広げた風呂敷に
脱いだ衣類を包んだことが語源とか,そうでないとか…。
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