2013年7月4日木曜日

スーツと風呂敷


裁判所に行くと,
スーツをビシッと着こなした方が
風呂敷包みを持ち歩いている

そんな光景に出くわすことがあります。


その風呂敷包みを携えた方,
検察官かもしれません。



昔のお役所時代からの慣習なのか,
検察官は
風呂敷で事件記録を
持ち歩くことがあります。

なかなか合理的ではないでしょうか。

事件記録を裁判所に
提出してしまった後は,
きれいに折りたためますし。


もちろん膨大な量の記録が必要な事件では,
キャリーバッグ
(コロコロ転がす鞄)を用います。



風呂敷を愛用していたある検事は,
少し明るめの柄の風呂敷を
使おうとしたところ,
上司に全力でとめられた… と言っていましたが,

基本は自由なようです。



裁判所に入られたら,
風呂敷包みをもった方を探してみてください。



ちなみに,
「風呂敷」は,
室町時代頃,入浴する際,
脱衣所に広げた風呂敷に
脱いだ衣類を包んだことが語源とか,そうでないとか…。

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