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2013年10月9日水曜日

仕切り直し


台風接近

電車が止まってしまったら困る…
と思い,
早めに帰宅して
自宅で執務することに。


紙製の重い事件記録を持ち,
台風らしい風が吹き始めた町を
歩く…。

今思えば,
もうこの時点で気持ちは折れていたのでしょう。



実を言うと,
分かっていました。

自宅に持ち帰って執務することが
どれだけ難しいか。


それでも今日ばかりは
「台風を理由にして帰るのだから」
と自分を奮い立たせていたのです。




もちろん,
皆さんが既にお分かりのように,
ほとんど仕事は進みませんでした。

何をしていたのかって?


・・・・・・何をしていたんでしょう。

時の流れとは,ときに残酷ですね。




今朝,
同じ道を重い事件記録を携えて歩く際,
己の弱さを痛感しました。

さて,
仕切り直しです。


2013年7月4日木曜日

スーツと風呂敷


裁判所に行くと,
スーツをビシッと着こなした方が
風呂敷包みを持ち歩いている

そんな光景に出くわすことがあります。


その風呂敷包みを携えた方,
検察官かもしれません。



昔のお役所時代からの慣習なのか,
検察官は
風呂敷で事件記録を
持ち歩くことがあります。

なかなか合理的ではないでしょうか。

事件記録を裁判所に
提出してしまった後は,
きれいに折りたためますし。


もちろん膨大な量の記録が必要な事件では,
キャリーバッグ
(コロコロ転がす鞄)を用います。



風呂敷を愛用していたある検事は,
少し明るめの柄の風呂敷を
使おうとしたところ,
上司に全力でとめられた… と言っていましたが,

基本は自由なようです。



裁判所に入られたら,
風呂敷包みをもった方を探してみてください。



ちなみに,
「風呂敷」は,
室町時代頃,入浴する際,
脱衣所に広げた風呂敷に
脱いだ衣類を包んだことが語源とか,そうでないとか…。