2025年9月3日水曜日

怪鳥会夏遠征(1)最初からつまずく

 

 ことしの怪鳥会の夏遠征は、前泊のほか、山中2泊+後泊の3泊4日で、北岳~間の岳~農鳥岳の白峰三山縦走を計画した。怪鳥会もやや結成10年を超え、親の介護等の理由で参加できないメンバーも増えた。参加は4人である。寂しい。

 計画の前日までは大雨だった。われわれが登る日から4日間は梅雨晴れということで晴天マークが並んでいた。やった!やはり日ごろの行いやね~などと喜んでいた。ところがである・・・。

 北岳は日本第二位の高峰で3193mである。1000m登るにつれ気温が6度さがる。3000m登れば18度さがる。地上がたとえ35度であったとしても、山上は17度の涼しさである。

 しかし前日、仕事を終え、最終の飛行機で羽田まで。深夜、新宿の安宿についたときは汗だくだった。

 翌朝は朝一番、特急あずさ1号に乗った。間に合った。指定券があるので、ことしは座れた。バラバラにチケットをとったので、4人は別々の車両である。

 発車して間もなく怪鳥から電話が。聞けば、登山口へむかう林道が落石で不通になっているらしい。

 写真は、ことしの正月。甲府市内から白峰三山のうち間ノ岳、農鳥岳を写したもの。雪をかぶっている部分がそうである。その手前、雪をかぶっていない山は前山で、鳳凰三山の稜線である。

 低くなっている部分が夜叉神峠。北岳の登山口がある広河原は夜叉神峠を抜けて、向こうの谷におりたところにある。夜叉神峠の向こう側で林道が不通になっているらしい。

 車中で集まり、緊急会議を開いた。あずさ号ははや甲府へ向かっているので、いまさら福岡へ引き返すことはできない。

 じつは、林道の不通はこの日の午後には解除されたらしい。あわてて山小屋に電話し、明日の空きを訊いたところ満室だという。コロナ以降、山小屋は完全予約制となり、自由な山行ができなくなってしまった。こんかいは北岳をあきらめるしかない。

 かくて怪鳥会の2025年夏遠征は、最初からつまずいてしまった。

 しかたない。甲府までは行こう。北岳以外に登れる山。木曽駒ヶ岳、霧ヶ峰、仙丈・甲斐駒、八ヶ岳等も候補にあがったが、すでに登ったことがあったり、小屋の確保が難しかろうということで断念。結局、昇仙峡、大菩薩峠・大菩薩嶺、三つ峠山、金峰山に登ることになった。

 甲府に着くや、まず、ホテルに電話をかけまくり。3日間の宿を確保しなければならない。4人とも、3日ともバラバラ。とにかく3連休中のことであり、どこも満室。そこをなんとか4人とも、3日分の宿を確保することができた。ふう。やれやれ。

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